投票ステッカー 若者へ啓発 練馬の高校生らデザイン

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「民衆を導く 自由の女子高生」(永井さん)
「民衆を導く 自由の女子高生」(永井さん)
「BE THE EYE」(安斎さん)
「BE THE EYE」(安斎さん)
「たった1票が 希望の花を咲かせる」(海老名さん)
「たった1票が 希望の花を咲かせる」(海老名さん)

 練馬区内の高校生がデザインした「投票記念ステッカー」が、区内の期日前投票所で、参院選の投票者に配られている。高校と区選管が協力して、インスタグラム(インスタ)で「若者がかっこいいと思う」デザインを募集。寄せられた「いいね!」の数などを基に、3作品を選んだ。若者の投票率が低調にとどまるなか、選挙への関心を高めてもらうのが狙いだ。(岡本遼太郎)

 この企画を発案したのは、同区の東京学芸大付属国際中等教育学校の公民科教諭・楊田龍明さん(46)。政治に関心を持つ若者が少ないことに危機感を覚え、インスタを活用して、若者が「かっこいい」「おしゃれ」と感じる選挙の啓発方法を、生徒たちと考えてきた。生徒たちも自主的に活動し、インスタのアカウントを運営して、投票を呼びかける啓発画像を投稿している。

 今回の企画では、スマートフォン本体と保護ケースの間にステッカーを挟む若者が多いことに着目。同校などと区選管が協力し、4月からステッカーのデザインをインスタで募集した。5月下旬までに、高校生だけでなく、一般も含めて約120作品が投稿された。

 同校の高校1年、永井 初奈はな さん(15)の作品は、19世紀の画家ドラクロワが、1830年の7月革命を描いた作品をモチーフにしており、旗を持った高校生が学生を導いている。永井さんは「若い人たちにも、世の中を変える力があるということを感じてほしい」と願いを込める。

 同じく1年の安斎 佑望ゆみ さん(16)は、絵本「スイミー」から着想を得た。黒い魚のスイミーが仲間の赤い魚と力を合わせ、巨大な魚の形を作って天敵と戦う物語で、デザインではそれぞれの魚を投票用紙に置き換えた。「一枚の投票用紙であっても、たくさん集まることで、大きな力になると伝えたい」と話す。

 都立井草高2年の海老名花恋さん(16)は、投票用紙から滴る水により、バラの花が咲く様子を描き、「投票により何かを変えられる」ということを表現した。「世代を問わず、どの票にも意味があることを伝え、若い人たちに投票所に足を運んでもらえるよう背中を押したい」と語った。

 区選管によると、ステッカーは公示翌日の6月23日から区役所内の期日前投票所で配布されており、若者だけでなく、中高年などの幅広い世代が手に取っているという。2日からは期日前投票所全7か所で配られている。

 楊田さんは「ステッカーが配られ、インスタでデザインが発信されることで、生徒たちを含めた多くの若者の間で選挙が話題となってほしい」と期待している。

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3136924 0 ニュース 2022/07/04 05:00:00 2022/07/04 05:00:00 2022/07/04 05:00:00 https://www.yomiuri.co.jp/media/2022/07/20220703-OYTNI50081-T.jpg?type=thumbnail

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