現代音楽と映像の妙 不協和音 ダンスと融合

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踊りに合わせ、背景の映像も変化する演出(2016年、関さん提供)
踊りに合わせ、背景の映像も変化する演出(2016年、関さん提供)

国立で17日 若手8人が公演

 国立市のくにたち市民芸術小ホールで17日、若手音楽家に活躍の場を提供する「デビュー・コンサート」が開かれる。10回目の節目となる今回は、規則的なリズムや旋律にとらわれない「現代音楽」に焦点を当てる。8人の若手作曲家の新作を上演する予定で、映像を駆使するなど、耳と目の両方で楽しめる作品もある。

 コンサートは国立市と国立音楽大の包括連携協定に基づく事業で、同大の在学生や卒業生らが出演する。同ホールは2016年から、年に数回のペースでオペラや管弦楽などのコンサートを開いてきた。今回は一般的にはなじみの薄い「現代音楽」を選び、公演タイトルも「今ここに生まれる『表現』」とした。

 日本現代音楽協会などによると、現代音楽は戦後に作曲された音楽で、特定のリズムやメロディーに縛られず、唐突に大きな音を出すなどする。和音とは異なる音階を組み合わせた「不協和音」を使うことも多い。作曲家たちが新しい表現手法を生み出し続けているため、今も明確な定義はない。

 現代音楽では、ピアノやバイオリンなど見慣れた楽器による演奏だけではなく、作曲家がコンピューターで独自の音や映像を作り出すこともある。舞台上のダンサーの動きに合わせて独特の音を奏でたり、映像を変化させたりするという。

 同ホールのプロデューサー島崎要子さんは「デビュー・コンサートに出演する音楽家は、いずれも未来の音楽界を担う優秀な人材。未知の音楽体験を楽しんでほしい」と話す。

 開演は午後2時。入場料1000円(全席自由)。問い合わせは同ホール(042・574・1515)。

 

「既成概念にとらわれず」

 「既成概念にとらわれない音楽を聴いてほしい」。本番に向け、若手の作曲家たちは意気込んでいる。

 同大大学院修士課程作曲専攻の丸橋絢乃さん(23)は今回、コンピューターを駆使した新作を披露する予定だ。舞台に立つ歌手の歌声に合わせて背景の映像を変化させ、一体感のある空間を演出する。

 同専攻の関直人さん(26)は「ダンスと音楽が融合した舞台にしたい」と話す。過去に発表した作品でも、ダンサーの動きに合わせて背景の映像を変化させた。手足の動きをデータ化してコンピューターに取り込み、映像に反映させる手法を用いたという。

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416550 0 ニュース 2019/02/01 05:00:00 2019/02/01 05:00:00 2019/02/01 05:00:00 踊りに合わせ、背景の映像も変化する(2016年、関さん提供) https://www.yomiuri.co.jp/media/2019/01/20190131-OYTNI50059-T.jpg?type=thumbnail

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