ロボ指揮者 音楽変える?

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オーケストラを指揮するロボット「オルタ3」(11日、国立音大で)
オーケストラを指揮するロボット「オルタ3」(11日、国立音大で)

国立音大と東大 共同研究

 人型ロボットがオーケストラを指揮して、芸術的な演奏表現が出来るか――。国立音楽大(立川市)と東京大がタッグを組み、ユニークな共同研究を始めた。ロボット指揮者と学生オーケストラの共演を重ね、指揮者と演奏者のコミュニケーションの在り方や、指揮者が存在する意味についても考えていくという。

 両大学の研究者らが11日、国立音大で記者会見して発表した。ロボットは昨年1月、東大と大阪大が開発した「オルタ3」。頭脳は人工知能(AI)、目にはカメラが入っており、人間の動きを捉えて自発的に動くプログラムが組み込まれている。

 研究の主な狙いは、ロボットに自律的な指揮や、人間に感情的な演奏を誘発する身ぶりが可能かどうか。共同研究期間は2022年3月まで。国立音大では今年4月から、オルタ3の指揮に関する特別講義を設け、指揮する楽曲のレパートリーを増やすことなどを実験的に実施し、その成長過程をたどっていくという。

 会見で、オルタ3の開発に携わった東大大学院総合文化研究科の池上高志教授は「普通のロボットとは異なり、人との相互作用で動きが変わってくる。演奏する人間も最初は懐疑的だが、徐々に合わせようとして仲良くなる」と説明。国立音大の板倉康明客員教授は「演奏家の務めは、指揮者の意図を理解すること。オルタ3により、指揮者の存在理由や将来の音楽が変わるかもしれない」と述べた。

 11日は国立音大内のスタジオで、手をゆったりと動かしたり、体を大きく揺らしたりするオルタ3の指揮に合わせ、学生34人のオーケストラが演奏を披露した。

 事前に3日間の練習を重ねており、コンサートマスターを務めた同大3年の北原恵理さん(21)は、「人間の指揮者は興奮したり、盛り上げたりしようとするとテンポが速くなるが、オルタ君はテンポが正確で変わらない」と感想を話していた。

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996376 0 ニュース 2020/01/12 05:00:00 2020/01/12 05:00:00 2020/01/12 05:00:00 オーケストラを指揮するロボット「オルタ3」(11日、立川市柏町の国立音楽大で) https://www.yomiuri.co.jp/media/2020/01/20200111-OYTNI50039-T.jpg?type=thumbnail

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