美術館や科学館休館延長 羽村、昭島の催し中止も
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新型コロナウイルスの感染拡大防止のため、政府が大規模イベントの自粛要請期間を「10日間程度」延長したことなどを受け、都内でも施設の休館延長、イベントの中止などが相次いでいる。
八王子市は15日までとしていた公共施設の利用休止期間を22日までに延長した。
同市八日町の八王子市夢美術館では12日、職員が入り口に設置した「休館のお知らせ」を付け替えるなどした。通常の休館日の23日まで休館する。
同館では4月5日までの予定で、2018年に死去した絵本作家、
川俣高人館長は「春休みに多くの家族連れなどに見てもらいたかった。とても残念」と表情を曇らせた。
立川市の国立極地研究所南極・北極科学館は臨時休館期間の延長を決めたが、現時点で期限は未定。同研究所広報室は「今後の状況を見て、再開の見通しを立てたい」としている。
町田市は大半の市施設の休館期間を、原則として今月31日までに延長。羽村市も市主催イベントの自粛期間を31日まで延長した。同市などが主催し、28日から4月20日まで開催予定だった「はむら花と水のまつり2020」も中止になった。
多摩市は、今月15日まで利用休止としていた市施設のうち、公民館やコミュニティセンターなどの貸スペース、市立総合体育館、市立温水プールの利用を27日まで休止とした。青梅市は市総合体育館の個人利用の中止期限を、15日から31日に延長した。
昭島市は、28日にオープンする市教育福祉総合センターの開館記念式典を中止。同センターの一部を31日まで休館にすると決めた。