奥多摩町待望の仮設道路

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食料品などを運ぶ崩落現場のゴンドラ(2019年12月2日撮影、奥多摩町提供)
食料品などを運ぶ崩落現場のゴンドラ(2019年12月2日撮影、奥多摩町提供)

復旧工事が進む奥多摩町の都道204号(日原街道)の崩落現場(8日)
復旧工事が進む奥多摩町の都道204号(日原街道)の崩落現場(8日)

台風19号半年 来月車両通行可に

 都内にも大きな被害が出た台風19号から、12日で半年となる。奥多摩町にある都道204号(日原にっぱら街道)の崩落現場では復旧工事が進み、大型連休頃には仮設道路が開通する見通しだ。一時は最大で48世帯83人が孤立した日原地区は日常生活をほぼ取り戻した一方で、地区の観光資源、日原鍾乳洞は復旧が遅れている。

 都道204号の崩落現場は斜面がコンクリートで固められ、幅3メートル、長さ約40メートルの仮設道路の工事が進められている。開通すれば、総重量が10トン程度までの車であれば、その上を走ることができる。

 昨年11月には、食料や日用品を運ぶゴンドラも完成。ゴンドラよりも先に造られた仮設歩道では40キロまでの重さの荷物しか運べないため、重い荷物はゴンドラを使っている。生協が週1回、地区住民の食料品を崩落現場近くまで届け、地区住民の有志が、他の人の分まで車で受け取りに来たりもしているという。

 一方、日原鍾乳洞を管理運営する日原保勝会によると、鍾乳洞は近くの電柱が台風19号の影響で倒れて停電したため、観光者用に鍾乳洞内に設置されている照明などが現在も使えない。流木の撤去作業や壊れた手すりの復旧も、手つかずだという。

 東京電力パワーグリッド多摩総支社によると、電柱を直すのに必要な大型の重機は仮設道路が耐えられる重量を超えているため、道路が復旧しても通れないという。同支社は町や都と話し合い、小型の重機を使って、別の場所から電線を延ばす方法なども検討している。

 4月から日原地区の自治会長となった黒沢庄悟さん(62)は「仮設道路の開通を心待ちにしている」としながらも、新型コロナウイルスの影響を憂慮。「仮設道路が開通し、鍾乳洞が元に戻っても、ぜひ来てほしいとも言えない。複雑な気持ちだ」と話した。

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1155556 0 ニュース 2020/04/09 05:00:00 2020/04/09 05:00:00 2020/04/09 05:00:00 https://www.yomiuri.co.jp/media/2020/04/20200408-OYTNI50030-T.jpg?type=thumbnail

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