検査所医師会共同設置へ 府中など4市
完了しました
多摩総合医療センターに
府中、国立、国分寺、小金井の各市の医師会が共同で、来週にも新型コロナウイルスのPCR検査所を、府中市の都立多摩総合医療センター敷地内に設置する。ドライブスルー方式と検査用車両内で実施する2方式で、1日最大30人以上の検査が可能という。
共同設置を呼びかけた府中市医師会によると、検査を受けられるのは、かかりつけ医などにPCR検査が必要と判断された場合で、完全予約制。検査は平日の午後に2時間実施するほか、水、木曜日は午前中も2時間行う。
同医療センターの駐車場に、車に乗った状態で入れるエアテントと、中で検査を受けるための車両を用意。それぞれ医師が綿棒を使って鼻の穴から検体を採取する。
1~2日後に民間の検査機関で結果が判明し、府中市医師会を通してかかりつけ医から結果が連絡される。陽性だった場合、同時に保健所に報告される。
医師は各医師会から輪番制で派遣され、府中市医師会では70人以上が参加の意思を示しているという。当面、期限は設けずに開設し、事業費には都の助成のほか、むさし府中商工会議所から300万円の寄付を受ける。
府中市内は11日現在、多摩地域で最も多い67人の感染が確認されている。同市医師会の桜井誠会長は「ベストを尽くし、確実に検査をやっていく」と話している。