感謝の声 志村さん遺族へ 東村山市
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兄・知之さん「幅広く親しんでもらった」
東村山市は20日、同市出身で、新型コロナウイルス感染による肺炎で3月に70歳で亡くなったコメディアン・志村けんさん=写真=の遺族に、市民やファンから市に寄せられた志村さんへのメッセージを届けた。
渡部尚市長が同日午後、市内にある志村さんの兄、知之さん(73)の自宅を訪問。印刷したメッセージをまとめたファイルを手渡した。
市は志村さんが亡くなった直後、西武線東村山駅前に献花台を設置したが、大勢のファンが集まり、感染拡大防止のため台を撤去。代わりに4月6日から志村さんの四十九日にあたる今月16日まで、市のホームページを通じて志村さんへの「お気持ち」(メッセージ)を募ったところ、「たくさんの笑いと優しさをありがとう」など計2万2336通に上る感謝の声が寄せられた。「『東村山』が一生、忘れられない地名になった」などの内容もあったという。
知之さんによると、志村さんの遺骨は市内にある志村家の墓に納骨された。知之さんは「(弟は)46年間よく頑張り、幅広い世代の人たちに親しんでもらった。両親とともに、ゆっくり休んでほしい」と話した。