古着 今は家に置いて

メモ入力
-最大400文字まで

完了しました

多摩市内で排出された古着・古布類を保管するエコプラザ多摩のストックヤード。今年5月の搬入量は前年同月比で約30%増だったという(12日、多摩市で)
多摩市内で排出された古着・古布類を保管するエコプラザ多摩のストックヤード。今年5月の搬入量は前年同月比で約30%増だったという(12日、多摩市で)

自治体呼びかけ 輸出滞り 各地で山積み

 新型コロナウイルスの感染拡大で、資源ごみとして収集された古着・古布類の輸出が滞り、当面はごみに出さず、家庭内で保管するよう呼びかける自治体が増えている。やむなく収集を中止したり、焼却処分をしたりするケースもあり、リサイクルの正常化には時間がかかりそうだ。(長内克彦)

 家庭から出される古着・古布類は、春の衣替えシーズン(3~6月)に最も増える。多摩市内の資源ごみを選別・保管するエコプラザ多摩(多摩市)には、5月の1か月間で79・38トンの古着・古布類が運び込まれた。前年同月比で約30%の大幅増だったという。

 公益社団法人「都リサイクル事業協会」(台東区)によると、国内の家庭から出された古着・古布類は古繊維問屋を経て、約75%が東南アジアに輸出され、現地で選別されて、アジア諸国の古着マーケットなどに供給される。しかし、新型コロナウイルスの感染拡大で、主要な輸出先のマレーシアやフィリピンは3月から、全国規模の活動制限令やロックダウン(都市封鎖)を実施。選別・出荷ができない状態が続いた。

 そのため、日本から東南アジアへの輸出が停滞。多くの古繊維問屋は苦境が続いており、都リサイクル事業協会は4月下旬、古繊維の排出抑制と家庭内備蓄への協力を求める要望書を小池知事に提出した。東多摩再資源化事業協同組合(東村山市)なども地元の自治体に対し、同趣旨の要望活動を重ねてきた。

 都リサイクル事業協会の調査によると、多摩地域では、町田、小平、日野、多摩、青梅、福生、羽村市や日の出町など、21市町が住民への協力をホームページで呼びかけている。

 このうち、国立市は5月から、古着・古布類の収集を中止しており、再開は7月からの見込み。府中、稲城市なども5月末までの約1か月間、焼却処分を行った。

 八王子市は5月、焼却施設・戸吹クリーンセンターの倉庫1棟を、古着・古布類の保管に転用。この倉庫には約2週間で約150トンが集まったが、現在も行き場がないまま山積みになっている。

 関東故繊維協会によると、マレーシアでは5月上旬から、一部地域で古着・古布類の選別、出荷が始まったが、リサイクルの流れの平常化には、1年以上かかる可能性があるという。

 多摩地域では、古着・古布類の保管のため、民間の倉庫を新たに借りた問屋もある。東多摩再資源化事業協同組合代表理事の吉浦高志さん(67)は「短期間に大量に衣類を出されると、さらに物流に影響するので、平均的に出すように心がけてほしい」と話している。

無断転載・複製を禁じます
1279346 0 ニュース 2020/06/16 05:00:00 2020/06/16 05:00:00 2020/06/16 05:00:00 多摩市内で排出された古着・古布類を保管するストックヤード。今年5月の搬入量は、前年同月比で約30%増だったという日は、多摩市で約20トンが収集されたという(12日、エコプラザ多摩で) https://www.yomiuri.co.jp/media/2020/06/20200615-OYTNI50028-T.jpg?type=thumbnail

ピックアップ

読売新聞購読申し込み

アクセスランキング

読売IDのご登録でもっと便利に

一般会員登録はこちら(無料)
ページTOP
読売新聞社の運営するサイト
ヨミダス歴史館
ヨミドクター
発言小町
OTEKOMACHI
元気ニッポン!
未来貢献プロジェクト
The Japan News
YOMIURI BRAND STUDIO
美術展ナビ
教育ネットワーク
活字・文化プロジェクト
よみうり報知写真館
読売新聞社からのお知らせ