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タイヤ学ぶ博物館一新

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大小さまざまなタイヤが並ぶ展示コーナー
大小さまざまなタイヤが並ぶ展示コーナー
空気を入れる必要がないタイヤを使った自転車(手前)と、月面を走るために金属で作られたタイヤ(左奥)
空気を入れる必要がないタイヤを使った自転車(手前)と、月面を走るために金属で作られたタイヤ(左奥)
タイヤの構造と新たな事業を模索する狙いについて語る森館長
タイヤの構造と新たな事業を模索する狙いについて語る森館長

小平・ブリヂストン 先進技術の紹介も充実

 タイヤ大手・ブリヂストン(中央区)は、小平市に構える企業博物館を「イノベーションギャラリー」と改称し、展示を一新して一般公開を始めた。大人から子供までタイヤについて学べる「地域密着」を掲げながら、同社の保有する意外な先進技術も紹介。他業種の技術者も招き、新たなビジネスを創造する場にしたい考えだ。(長嶋徳哉)

 ギャラリーは3フロアで、合計面積は約2300平方メートル。入り口には、シンボルとして同社が誇る世界最大級(直径約4メートル)のタイヤを展示した。2階にはレーシングカーやモノレール、飛行機など大小20種類以上のタイヤを並べ、実際に触れながらそれぞれの構造や特徴を知ることができる。空気を使わない自転車用タイヤや、月面を走るために試作した熱に強い金属製タイヤなどの“変わり種”も紹介している。

 展示はタイヤだけではない。障害者の腕の動きや歩行を助ける人工筋肉、ゴムの反発力を応用したゴルフボール、そしてクギが刺さっても破れにくいゴムと樹脂を混ぜた新素材――。あまり知られていない同社が持つ技術も一度に体感できるようにした。

 広報担当の宮下和久さん(36)は「これまでのゴム産業から、さらに一歩踏み込んだ分野を開拓しなければいけない。危機感の中で展示を考えた」と話す。

 同社は1931年の創業以来、日本国内で量産・販売体制を確立させ、88年には米国2位のタイヤメーカーだったファイアストン社を買収し、世界に打って出た。今年からの約10年は海外進出期に次ぐ「改革期」と位置づけ、さらなる飛躍を狙っている。

 だが、初年は新型コロナウイルスの影響でタイヤ需要が減るなど、12月期の連結決算では600億円の赤字を予想し、69年ぶりの最終赤字に転落する可能性もある。タイヤなどゴムの開発で培った技術を他業種で生かし、「新しい価値の創造」につなげる必要性に迫られている。

 そこで、同社の技術開発拠点「技術センター」への道順は、必ずこのギャラリーを通るようにした。他社の技術者や商談客に見てもらうことで、社員に新しい発想が浮かぶようにするのが狙いだ。

 館長の森英信さん(58)は「ブリヂストンでは『こんなこともやってたんだ』という驚きとともに、『一緒に仕事をやりましょう』と声が上がる空間にしたい」と意気込んでいる。

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1672911 0 ニュース 2020/12/04 05:00:00 2020/12/04 05:00:00 2020/12/04 05:00:00 大小さまざまなタイヤが並ぶ展示コーナー(11月13日午後4時41分、小平市小川東町の「ブリヂストン イノベーションセンター」で) https://www.yomiuri.co.jp/media/2020/12/20201203-OYTNI50018-T.jpg?type=thumbnail

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