「御城印」辛垣城跡も続け 青梅市 好評受け対象拡大
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青梅市が市史跡・
辛垣城は、戦国時代に多摩川上流域を支配した三田氏の山城。永禄5年(1562年)頃に北条氏照が率いる小田原北条軍の侵攻により陥落し、同時に三田氏も滅亡したと伝えられる。
一方、勝沼城は辛垣城よりも歴史がある三田氏の拠点で、市内の街おこしグループ「武州青梅三田弾正手作り
予想以上の御城印人気に驚いた市は、1年半の休業を経て昨年9月に再開した吉川英治記念館の集客にも活用しようと計画。辛垣城跡が位置する山のとがった山頂が記念館の庭園から際だって見えることから、担当者は「吉川先生も見ていらしたのだろう」と話す。
できあがった御城印は文庫本ほどの大きさ。真ん中に記した「青梅市指定史跡 辛垣城跡」の文字は、地元の書道家・川島初男氏に書いてもらった。彩りを添える三田氏の家紋やかぶとの印は、甲冑隊が作ったものだ。昨年12月27日から来館者アンケートのお礼にし、これまで約400枚が客の手に渡ったという。
担当者は「青梅の史跡と吉川英治記念館を併せてPRする御城印ができた。アンケートに答え、もらってほしい」と呼びかけている。
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吉川英治記念館では3月28日まで、「吉川英治の書画展」を開催している。英治と日本画家の川合玉堂が、宴席で書画を競作した三味線の皮など23点を展示している。小中学生200円、大人500円。休館日など詳しくは同記念館(0428・74・9477)へ。