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日野市の市民団体「就職氷河期世代当事者全国ネットワーク(氷河期ネット)」は22日、子育て世代や困窮する人に無料で弁当や衣料品を配布する「ロスジェネ大人子ども食堂」を同市内で開催した。
会場となった「アトリエカフェR」には、約10人が訪れ、から揚げや炊き込みご飯の弁当約30食や寄付された衣服が配られた。社会保険労務士による相談もあり、「子どもの消しゴムを買う余裕がない」と話す30歳代の女性や、収入が減ったという飲食業の男性らから、暮らしや仕事に苦慮する声が寄せられたという。
氷河期ネットは、2020年にも同市のほか、名古屋市などで同食堂を開いた。コロナ禍で経済的に孤立し、困窮する人が増えており、代表の増山麗奈さん(45)は「生活に追い詰められている人と、支援したい人をどうつなぐか、これからも考えていきたい」と話していた。
問い合わせは、同ネット事務局(042・594・9246)へ。