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バーベキューの後などに放置される「観光ゴミ」に悩む奥多摩町は、大型連休を前に観光客専用ゴミ袋の積極的な利用を呼びかけている。
町によると、近年はバーベキューやキャンプのシーズンを中心に、ゴミの放置や投棄が増加。河原に置き去りにされるほか、公衆トイレ内に大量に捨てられたケースもあったという。町は昨年8月に専用ゴミ袋を作り、土、日、祝日に販売とゴミの回収を試行。その後、奥多摩観光協会が通年で扱うようになった。
専用ゴミ袋のうち、不燃用(30リットル)と可燃用(45リットル)は、ふだん町民が使う町指定品に「観光客専用」と記した紙片を貼って作成。分別不要の資源用(60リットル)には、透明な袋に瓶と缶、ペットボトルの絵付きの紙が貼ってある。
値段は、それぞれ1枚ずつのセット売りが500円。単品(各200円)でも取り扱っており、JR奥多摩駅前にある観光案内所で販売と引き取りを行っている。
同協会は「ゴミは持ち帰りが原則だが、臭気を気にして電車に持ち込むのをためらう人もいるだろう。そんなときは専用袋を使ってほしい」と呼びかけている。