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JR青梅線沿線を丸ごと観光施設に見立てた誘客事業の拠点「沿線まるごとラボ」が1日、奥多摩町の鳩ノ巣駅にオープンした。JR東日本などの共同出資会社が運営し、多摩地域に少ない「滞在型観光」の商品化などを進めていく。
新設したラボは、観光情報を発信するとともに、地元の協力事業者らと体験ツアーやイベントの開発を練る拠点にする。2023年度内に同駅周辺の古民家をホテルやレストランに改修する計画も進めており、ラボはフロントの役割を担い、地域の事業者がツアーなどのコンシェルジュを務める。
空き家のホテル化はその後も続け、同町と青梅市で最大8軒を整備する計画で、ラボを運営する会社の嶋田俊平社長は「奥多摩や青梅でしか味わえない体験もあり、都心にほど近い利点を生かして、継続するマイクロツーリズムを生み出していきたい」と抱負を語った。