恋かなう お出迎え<智頭急行 鳥取編>

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恋山形駅の構内には、ハート形の絵馬を掛けるスペースがある
恋山形駅の構内には、ハート形の絵馬を掛けるスペースがある
県内と関西を結ぶ特急「スーパーはくと」(いずれも智頭町で)
県内と関西を結ぶ特急「スーパーはくと」(いずれも智頭町で)

山林の緑広がる

 車窓に山林の緑が広がる智頭急行。鉄道の旅の記念となる「鉄印」が、県内では智頭駅(智頭町)でもらえる。沿線には歴史情緒の漂うスポットも多い。

全14駅56・1キロ

 智頭駅から上郡駅(兵庫県上郡町)まで鳥取、岡山、兵庫県の1市3町1村を走る。旧国鉄の経営再建の影響で中止されていた事業を、沿線自治体の出資する第3セクターが引き継いで1994年12月に開業した。

 普通列車は全14駅の56・1キロを1時間余りで走る。特急「スーパーはくと」がこの路線網を経由し、JR西日本の大阪―鳥取駅間を約2時間30分で結ぶ。観光客からビジネスマンまで、乗客の層は幅広い。

宿場町の風情

 終点の智頭駅から北東に10分ほど歩くと、かつて宿場町として栄えた「智頭宿」の町並みが出迎えてくれる。威風堂々とした邸宅「石谷家住宅」(国重要文化財)の敷地は約3000坪で、40以上の部屋を備える。美しい日本庭園は見応えがある。7棟ある蔵は絵画の展示などにも用いられている。

 また、智頭駅から車で東に30分ほど走ると、紅葉の名所・芦津渓谷にたどり着く。森の中で心身の疲れを癒やす「森林セラピー」を楽しめる。

ピンクのホーム

 東隣の恋山形駅は、派手なピンク色のホームが目を引く。駅名にちなみ「恋がかなう駅」としてPR。恋人たちに足を運んでもらおうと、ハート形の絵馬を掛けるスペースがあり、ホーム上の駅名表示の標識もハート形をしている。

 土日や祝日などに使える1日乗り放題の「智頭線1日フリーきっぷ」(大人1200円、子ども600円)、2人1組で2日間乗り放題の「普通列車ペアきっぷ」(2000円)などのお得な切符が販売されている。智頭急行営業課の長谷川千晶営業主任は「山間地域を駆け抜ける爽快感や、冬の雪景色などを楽しんでもらえたら」と話している。(門前光)

沿線彩る花や木 文様に

 智頭急行の鉄印=写真=は、沿線市町村の花や木をイメージした五つの文様を上下にあしらった。鳥取県がドウダンツツジ(智頭町)、岡山県はサツキ(西粟倉村)とウメ(美作市)、兵庫県はヒマワリ(佐用町)とダリア(上郡町)。特急「スーパーはくと」にちなんだキャラクター「スーパーはくとくん」の印を中央に配し、その上から「智頭線」と記してある。

 記帳の際は乗車券の提示も必要。「乗車して沿線地域の魅力を知ってほしいため」という。

 扱うのは、印刷された書き置き印。税込みで鉄印帳が2200円、記帳料は300円。鳥取県外の大原駅(岡山県)や上郡駅(兵庫県)でも購入できるが、残りわずかという。在庫などの問い合わせは同急行(0858・75・6600)へ。

 各地域の「鉄印帳を携えて」も読めます。

無断転載・複製を禁じます
1535269 0 鉄印帳を携えて 2020/10/10 05:00:00 2020/10/13 19:21:05 2020/10/13 19:21:05 駅構内に設置された絵馬掛け(智頭町で) https://www.yomiuri.co.jp/media/2020/10/20201009-OYTAI50036-T.jpg?type=thumbnail

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