<選抜高校野球>米子東 甲子園で恩返し

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 ◇昨夏県大会 敗退バネに

 甲子園球場で3月23日に開幕する第91回選抜高校野球大会に米子東(米子市勝田町)が出場を決めた25日、決定の連絡を受けたナインは喜びをかみしめ、夢舞台での活躍を誓った。米子東の出場は23年ぶり9度目で、県勢の出場は2015年の米子北以来、4年ぶりとなる。組み合わせ抽選会は3月15日に行われ、米子東は23年前に挙げて以来となる春1勝を目指す。(浜畑知之、浦西啓介)

 同校には午後3時35分頃、日本高野連から出場決定の連絡が入った。田中宏校長は電話口で「お世話になります」と答えると、多目的ホールに集合した部員を「甲子園で雄姿を披露して」と激励。選手たちはしばらく喜んでから表情を引き締め、2か月後に迫る本番を見据えた。

 自身も野球部OBの紙本庸由監督(37)は「部員たちには本当に感謝している。ベストな一日は何か、ということを毎日考えて実践したい」とさらなる成長を誓い、福島康太主将は「強豪相手にも重圧をかけ続け、自分たちのペースで戦いたい」と話していた。

 昨夏の県大会で初戦敗退に終わった悔しさを胸に、同校は昨秋の県大会で2度の逆転勝ちで勝ち上がる勝負強さを発揮。県2位で中国大会への出場を決めた。

 初戦の開星(島根)戦では終盤に2点差を追いつき延長十回に4番福島悠高選手の適時打でサヨナラ勝ちを収めた。倉敷商(岡山)との準々決勝では、そつのない攻撃で中盤に試合をひっくり返し、延長十三回までもつれた準決勝では、タイブレイクで呉(広島)に競り勝った。決勝では広陵(広島)に屈したものの、大会を通じて諦めない戦いを展開した。

 エースの森下祐樹投手は制球力が強みの左腕で、四死球が少ないのが特徴。打線の中軸を担う福島悠高選手は中国大会で17打数8安打9打点を記録し、躍進の原動力となった。

 米子東高OBでもある米子市の伊木隆司市長は「郷土の誇りを胸に、甲子園の舞台でものびのびと躍動してください」とのコメントを発表した。

 ◇<一言ウェーブ>「全員で校歌」「ベスト尽くす」

 福島康太主将(2年)

 技術不足を補い、支えてくれた方に甲子園でのプレーで恩返ししたい。

 森下祐樹選手(2年)

 ここがゴールではない。残り2か月で課題をクリアしたい。

 福島悠高選手(2年)

 校歌をたくさん歌えるよう、打撃に磨きをかけてチームの力になりたい。

 諸遊壮一郎選手(2年)

 結果はおのずとついてくる。本番までにやるべきことをしっかりやりたい。

 本多翔選手(2年)

 残り2か月で課題を克服し、全員で校歌を歌えるように努力したい。

 野村大和選手(2年)

 本番までの2か月間を有効に使い、甲子園で勝つ力をつけたい。

 山内陽太郎選手(1年)

 技術と肉体、精神面全てを最高までレベルアップさせて甲子園でプレーする。

 土岐尚史選手(1年)

 日々の積み重ねが結実した。さらに練習を重ねて甲子園で皆さんに恩返しを。

 遠藤想大選手(1年)

 たくさんの方々の支えのおかげ。課題を解決してしっかりとプレーしたい。

 平山悠斗選手(1年)

 基礎力を高め、自分のためではなく、チームの勝利のためにベストを尽くす。

 永田涼選手(1年)

 皆さんにプレーで恩返しするため、甲子園までにやることを明確にする。

 岡本大翔選手(1年)

 先輩が積み上げてきたことを継承し、感謝の気持ちをプレーで伝える。

 岩本勇気選手(1年)

 甲子園は通過点。基礎力を向上させ、チームを勝利に導きたい。

 長尾駿弥選手(1年)

 成長した姿を甲子園で多くの人に見せられるよう、頑張りたい。

 戸野皓介選手(1年)

 全員で課題を共有し、甲子園で皆さんに恩返しできるように頑張りたい。

 松田凌選手(1年)

 うれしさと同時に使命感がわいてきた。大小様々な課題を克服して臨む。

 小村ののかマネジャー(2年)

 部員が少ない中で、マネジャーしかできないサポートを確実にこなしたい。

 山崎みなマネジャー(2年)

 これまで通り、部員への声掛けを大事にし、良い雰囲気作りに努めたい。

 ◇米子東の横顔

 1899年創立の県立校。野球部は1900年に創部され、部員数は18人(マネジャー2人含む)。

 夏の甲子園には13度出場した。春は1960年に準優勝し、春夏通じて山陰勢の甲子園最高成績となっている。県内屈指の進学校として知られ、「文武両道」をモットーにスポーツも盛ん。

 野球部OBに、高校野球中継の解説者として活躍する杉本真吾さん。卒業生には写真家の植田正治さん、直木賞作家の桜庭一樹さんらがいる。

 ◇本紙号外3000部

 読売新聞は、米子東の選抜出場決定を報じる号外を3000部発行。米子市内で配布した。一面に、決定の知らせを喜ぶナインの写真を掲載し、裏面で県大会や中国大会の戦績などを紹介している。

 <昨秋の戦績>

▽県大会

 2回戦  米子東8―1八頭

 準々決勝 米子東3―1鳥取工

 準決勝  米子東5―4倉吉東

 決勝   米子東1―6鳥取城北

▽中国大会

 1回戦  米子東7―6開星

           (延長10回)

 準々決勝 米子東8―6倉敷商

 準決勝  米子東6―5呉

     (延長13回タイブレイク)

 決勝   米子東2―6広陵

無断転載禁止
303749 0 ニュース 2019/01/26 05:00:00 2019/01/28 13:32:41 2019/01/28 13:32:41

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