<青谷上寺地遺跡>人骨の一部 渡来×縄文系

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DNAの解析結果について説明する篠田副館長(右、鳥取市尚徳町で)
DNAの解析結果について説明する篠田副館長(右、鳥取市尚徳町で)

 

弥生後期 国立科学博など解析

 鳥取市青谷町の青谷上寺地遺跡で出土した弥生時代後期の人骨の一部は、母親が大陸にルーツを持つ渡来系、父親が日本在来の縄文系だったことが分かった。2種類のデオキシリボ核酸(DNA)を解析した国立科学博物館や県埋蔵文化財センターなどが2日、同市尚徳町のとりぎん文化会館でのシンポジウムで発表した。当時は大陸との間で人の交流が盛んだったことを示すという。

 DNAは、細胞の核にある染色体と、細胞質内のミトコンドリアにそれぞれ含まれており、中でも男性が持つ「Y染色体」は父親から、ミトコンドリアは母親から受け継がれる性質がある。同博物館の篠田謙一副館長らは昨年、遺跡で見つかった32人分の骨からミトコンドリアDNAを抽出。配列を調べ、31人が渡来系、1人が縄文系であることを突き止めた。

 今年はさらに、渡来系31人のうち、保存状態の良い6人についてY染色体のDNAを解析した。その結果、Y染色体が抽出できた4人中、3人は縄文系で、渡来系は1人だった。

 3人の母親は大陸から日本に渡ってから日本の男性と結婚したか、大陸で日本の男性と結婚後に渡来した可能性があるという。今後は分析する個体数を増やすなどしてルーツを詳細に調べる計画で、篠田副館長は「人口の増減や混血の状況、個体の特徴などを明らかにしたい」としている。

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470594 0 ニュース 2019/03/03 05:00:00 2019/03/03 05:00:00 2019/03/03 05:00:00 Y染色体の分析結果について語る篠田副館長(鳥取市尚徳町で) https://www.yomiuri.co.jp/media/2019/03/20190302-OYTNI50033-T.jpg?type=thumbnail

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