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富有柿 タイ輸出重視

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鳥取の柿が並ぶタイの店頭をリモートで視察する県幹部ら(昨年12月、県庁で)
鳥取の柿が並ぶタイの店頭をリモートで視察する県幹部ら(昨年12月、県庁で)

ニーズ把握 収益増目指す

県やJA 現地で富裕層にPR

 県とJA全農とっとりは、タイでの県産富有柿のPRに力を入れ始めた。富有柿の輸出は、隔年で豊作が訪れる「成り年」の値崩れ対策を兼ねており、30年以上前から輸出が続くタイで販路を拡大することで、県内農家の収益増や安定化につなげるのが狙い。バンコクで昨年12月に行った限定販売は好評だったといい、関係者らの期待は高まっている。(安恒勇気)

 富有柿は、県内では主に八頭町と南部町で生産されている。タイへの輸出は1980年代から始まり、2018年の輸出実績は約37・4トンで、国内からタイに輸出されている柿の約1割を占めた。ただ、近年は輸出商社に任せており、現地での販売の実情やニーズを十分に把握できていなかった。

 そこで、県は20年度から、輸出の仲介をしているJA全農とっとりと共同で販路拡大に向けた取り組みを始めた。タイの富裕層にアピールしようと、バンコクの百貨店「サイアム高島屋」にフルーツ店を出店する日本の青果販売会社の現地法人と契約。昨年12月に期間限定で販売してもらい、ジューススタンドで県産富有柿を使ったジュースやパフェを提供した。

 同17日には、新型コロナウイルスの影響で現地に行けなかった県と同JAの担当者らが、県庁からリモートで店舗を視察。大玉2個が500バーツ(約1700円)で販売されている様子などが映し出され、店舗マネジャーからは「売れ行きはかなり好調。仕入れが多いかなと思っていたけど、少し足りないくらい」などと報告を受けた。

 バンコクの高級料理店2店でも昨年末から、県産富有柿をデザートで出してもらっているほか、タイ版の県のフェイスブックなどでも売り場の様子をアップしたり、プレゼント企画を行ったりしてPRをしている。

 タイでは、大玉で硬く、甘い柿が好まれ、軟らかいと「古い」と思われて売れないという。県販路拡大・輸出促進課の盛山勝一郎課長補佐は「鳥取の富有柿は硬めなので、タイ人の好みに合うはず。生産に生かしてもらえるよう、県内の農家にタイの現状をしっかりと伝えていきたい」と話している。

県産果物 中華圏で人気

 県産のフルーツでは、梨やスイカ、シャインマスカットなども輸出されている。

 JA全農とっとりによると、梨の輸出は1933年からと歴史が古く、ほとんどが二十世紀梨。近年では年間200トン前後が輸出されており、約6割が台湾で、香港、アメリカと続く。中華圏では秋の節句「中秋節」の贈り物として、青くて丸い満月のような大玉が人気という。

 スイカの輸出先は主に香港。シャインマスカットは香港、台湾向けで、氷温貯蔵庫で保存して年末需要に合わせた輸出も行っている。

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1775201 0 ニュース 2021/01/17 05:00:00 2021/01/17 05:00:00 2021/01/17 05:00:00 鳥取の柿が並ぶタイの店頭をリモートで視察する県幹部ら(昨年12月、県庁で) https://www.yomiuri.co.jp/media/2021/01/20210116-OYTNI50013-T.jpg?type=thumbnail

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