山陰の☆☆☆ ずらり
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鳥取大丸 食品や雑貨20種
おしゃれな空間 女性に人気
鳥取市の鳥取大丸5階に常設されている「山陰三ッ星マーケット」が人気だ。「ときめき」をコンセプト(基本概念)に、訪れた人たちが心を躍らせるような山陰と但馬地方の逸品をよりすぐって販売しており、女性を中心に常連客らでにぎわっている。(脇孝之)
同マーケットは2017年3月、鳥取市が開いた市への移住者を増やす企画の提案会が始まり。現在、代表を務める
アクセサリーなどの作家やパン、すしなどの飲食店など約30者を集め、17年10月から月に1日だけ、鳥取大丸屋上や東隣の広場「バード・ハット」で開き始めた。毎回2000人以上が訪れ、翌年以降も続行。チュウブ鳥取砂丘こどもの国や県外からも出店依頼が舞い込んだ。
マルシェの人気ぶりに着目した鳥取大丸は昨年4月、大規模改装を機に手作り作家らが試験的に自分の店を出せる「プレイヤーズマーケット」を5階に開設。その一角に渡世さんが山陰三ッ星マーケットを出店した。
プレイヤーズマーケットは幅約20メートル、奥行き約5メートルあり、木の柱で5区画に分け、4区画は作家らがそれぞれ1か月間借りて自分の作品を販売する。山陰三ッ星マーケットは1区画に常設され、山陰・但馬地方の産品約20種類を販売。ドライフラワーや木などの自然素材を使っておしゃれな空間を演出している。
自慢の商品の一つが、保存料、着色料無添加で手作りする「はせ川ジャム」(鳥取市青谷町)で、バラ、二十世紀梨、柿など県内の素材を原料にした製品が数多く並ぶ。倉吉市の料理店「
渡世さんは「三ッ星は、こだわり、心のこもった、オリジナリティーの三つを備えた商品という意味。今後もマーケットを通じて山陰の良さを発信していきたい」と話している。