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県中部で育てる野菜や果物をPRするオリジナルソングを歌う生産者ら(倉吉市で)
県中部で育てる野菜や果物をPRするオリジナルソングを歌う生産者ら(倉吉市で)

JA鳥取中央販促

アマ歌手と生産者共演/ユーチューバー協力依頼

 県中部をエリアにする農家の協同組合「JA鳥取中央」(倉吉市)が、新型コロナウイルスの影響で消費が落ち込む中、野菜や果物の販売促進に奮闘している。大都市の卸売市場に赴いての販促活動ができなかったが、インターネットを活用したPRを進めたかいあって、2020年度の販売額は例年並みに落ち着いた。(門前光)

■オリジナル曲で

 「世界にここだけねばりっこ」「よーけ(たくさん)食べてごしないよ(くださいよ)」――。

 JA鳥取中央で今年3月、大山山麓の肥えた土地に育まれた特産物をPRするオリジナルソングがお披露目された。地元のアマチュア歌手らが手がけた約5分のレゲエ調の曲。集まった生産者ら10人余りが、両手に持った自慢の梨やネギ、ナガイモ、ブロッコリーを左右に振りながら、方言を交えて歌った。

 照れくさそうにしながらも熱のこもった姿は、ネットで東京と大阪、京都の卸売市場に中継された。画像共有サービス「インスタグラム」(インスタ)にも投稿して、今年度のさらなる販売促進に用いる考えだ。

■ネットに活路

 JA鳥取中央の20年度の青果物販売額は97億円。飲食店や旅館など業務用の消費が特に落ち込んだが、前年度と横ばいだった。

 新型コロナの影響で県外でのPRができなかったため、昨年6月頃からオンラインの活用を強化。新たな取り組みとして、ラッキョウの売り込みにインスタを使ったり、人気ユーチューバーのセイキンさんやグループ「水たまりボンド」にスイカと梨の紹介を依頼したりした。

 北栄町の特産ナガイモ「ねばりっこ」は、動画PRを機にネット通販で初めて購入する人が増えるなどしたため、販売額は前年度の1・7倍に達した。

 これらの取り組みに応えるように農家も質の良い青果づくりに努めた。「巣ごもり消費」の増加も後押しし、スイカやプリンスメロン、ブドウ「巨峰」、二十世紀梨など果物を中心に、21品種で販売単価が過去最高に。JA鳥取中央の青果販売額は例年並みを保った。

 同JA販売課の木下拓也課長は「オンラインのPRが一定の成果を上げることがわかった。今後も幅広く活用していきたい」と手応えを語る。

■ブランド化へ

 さらなる単価の上昇を狙い、ブランド化も進める。二十世紀梨は「東郷二十世紀梨」のブランドで、農産品を保護する国の地理的表示(GI)保護制度への登録に向けて申請を済ませ、結果を待っている。生産農家らでつくる「梨連絡協議会」の寺地政明会長は「農家も『売れないから』と手をこまねいていてはいけない。JAや市場と協力してPRやブランド化を進めていきたい」と意気込んだ。

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1971807 0 ニュース 2021/04/09 05:00:00 2021/04/09 05:00:00 2021/04/09 05:00:00 オリジナルのPRソングを披露する生産者ら(倉吉市で) https://www.yomiuri.co.jp/media/2021/04/20210408-OYTNI50013-T.jpg?type=thumbnail

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