オシドリ愛観察小屋残す

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観察小屋からオシドリを撮影する人たち(いずれも日野町で)
観察小屋からオシドリを撮影する人たち(いずれも日野町で)
日野川で羽を休めるオシドリ
日野川で羽を休めるオシドリ

閉鎖危機 日野町来秋に移転

日野高グラウンドの一角

 冬場にオシドリが飛来する日野町の日野川沿いにある観察小屋が、町営施設として来年秋に移転新築される。現在は地元のボランティア団体が管理しているが、老朽化が進んでいることなどから、町が再整備を決めた。今季も冷え込みが厳しくなるに連れ、飛来するオシドリは増えており、大勢の人たちが現在の小屋での最後の観察や写真撮影を楽しんでいる。(但見易史)

 町によると、渡り鳥のオシドリは毎年11月頃~3月中旬に日野川に飛来し、多い日は約1000羽が羽を休める。観察小屋は木造平屋(約15平方メートル)で、同町根雨の河川敷に町民有志による「オシドリグループ」が1994年に最初の小屋を整備。警戒心が強いオシドリを間近で見られるため、毎年約1万人が訪れる。

 2001年に建て替えられたものの、老朽化が進んでおり、川の増水時には浸水する被害も出ていた。グループのメンバー17人が高齢化し、河川を管理する県から取っている占用許可が来年3月末で切れるため、閉鎖も検討されていた。しかし、町民や全国のオシドリファンから存続を望む声が多く寄せられ、町が県教委と協議し、約10メートル下流の県立日野高校グラウンドの一角に、町営の観光・交流拠点として整備することになった。

 計画では、ログハウス風の木造平屋で、来年4月に着工して11月のオープンを目指す。広さは約2倍となり、一度に約20人が観察できるという。現在は無料だが、維持管理のため有料とする。運営はグループにも協力してもらうほか、県立日野高校の生徒との連携も検討している。事業費は概算で約1200万円と見込んでいる。

 グループ事務局の森田勝彦さん(79)は「全国からたくさんのファンが訪れる場所が残ることになり、ありがたい」と歓迎。妻の順子さんは「広い場所でゆったり観察できるようになる。オシドリを見ながら人と人がつながる場所になれば。子どもへの古里教育にもつなげたい」と話している。

事業費CF募る

 町は事業費の一部を賄うため、インターネットで寄付を募るふるさと納税型クラウドファンディング(CF)を実施している。これまでに目標の300万円を上回る360万円以上が寄せられており、ふるさと納税サイト「ふるさとチョイス」の専用ページ(https://www.furusato-tax.jp/gcf/1358)で28日まで受け付けている。問い合わせは町企画政策課(0859・72・0332)。

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