除雪、道路復旧着々と 氷見の集落孤立解消 気温上昇で雪解け
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県内では13日、寒気が弱まった影響で気温が上昇し、富山市や高岡市などで今年に入って最高気温を観測した。除雪作業による道路の復旧や雪解けも進んだ。
富山地方気象台によると、13日は富山市石坂で最高気温6・4度、高岡市伏木古国府でも同6・3度を観測した。14日はさらに気温が上がり、富山市石坂で同9度と予想されるなど、3月上旬並みになるという。
富山市布瀬町の神通川河川敷の雪捨て場には13日、トラックが次々と集まり、荷台から雪を降ろしていった。山のように積まれた雪をブルドーザーでならしていた男性は「ここに、こんな量の雪がたまることはなかなかない」と話していた。
富山市内の路面電車は、運転が取りやめになっていた環状線が運行を再開。運休は富山大学前方面のみとなった。
集落の孤立状態の解消も進んだ。氷見市は、孤立状態が続いた老谷地区について、13日午前0時に解消したと発表。これで市内の孤立集落はすべて解消し、市地域防災課によると体調不良を訴える人はいないという。
一方、富山市教育委員会は、市内の小中学校について14、15日も大雪の影響で臨時休校すると発表した。歩道の除雪が十分でなく通学時の安全確保が困難なためで、週明けの18日から学校を再開する予定だ。
県は、県雪害対策本部会議を開いた。16、17日に行われる大学入学共通テストに向け、道路の除雪を進めることや会場には公共交通機関を利用するよう周知することなどを確認した。