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検察側 初公判で指摘

冒頭陳述を聞く島津被告(左手前の右から2人目)(イラスト・構成 TOKO)
冒頭陳述を聞く島津被告(左手前の右から2人目)(イラスト・構成 TOKO)

 警察官ら2人の命が奪われ、全国を震撼しんかんさせた富山中央署奥田交番襲撃事件の発生から2年半――。14日から富山地裁で始まった裁判員裁判で、強盗殺人罪などに問われた元自衛官島津慧大けいた被告(24)は法廷で一言も発することなく、そのまま初公判を終えた。

 島津被告は刑務官に車いすを押されて姿を現した。黒色系のスーツ姿で、伸びた髪を後ろに結んでいた。大村泰平裁判長から氏名や住所の確認を求められたが、じっと前を見つめたままで、「名前は何て言いますか」「被告人、聞こえていますか」などと問いかけられても、答えることはなかった。

 検察側と弁護側の冒頭陳述や証人尋問からは、被告の生い立ちや事件当日の行動が明らかになった。

 検察側の冒頭陳述によると、島津被告は小中学校時代からいじめを受け、中学2年時から不登校になった。自宅に引きこもり、両親に暴力を振るうようになると、警察沙汰になることもあったという。検察側は、その頃から社会に対する不平・不満が高まっていったと指摘した。

 事件当日について、検察側はアルバイト先でのトラブルが原因となり、島津被告は自暴自棄になったと主張。拳銃を奪って、次々と警察官を殺害する犯行を計画して稲泉健一警部補(当時46歳)が勤務する同交番を襲ったとして、「被告の生命軽視の度合いを考え、適正な判断を」と求めた。

 一方、弁護側は、被告は対人関係を築くのが困難な発達障害を持っているのにもかかわらず、「適切な支援や療育を受けてこなかった」と指摘。「島津さんだけに全ての責任を負わせ、終わりにしてよい事件でしょうか。今後の療育や支援によって変わっていく可能性がある」と訴えた。

 この日は、当時のアルバイト先の店長で、事件当日に被告から暴行を受けて重傷を負った男性の証人尋問が、別室と映像をつないで行われた。男性は当初、被告のきびきびとした働きぶりに「さすが元自衛官だと思った」という。だが、勤務態度は徐々に悪化し、事件当日、被告が同僚と口論になって男性が仲裁に入ると、頭突きして顔や体を何度も殴り、店を飛び出したという。

 亡くなった警備員中村信一さん(同68歳)の妻は被害者参加制度を利用して、検察官の横で審理を聞いた。閉廷後には「被告が何も語らなかったことは予想していた。今後、被告の口から事件について語られることを望みたい」とのコメントを出した。

 次回公判は18日。

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1771107 0 ニュース 2021/01/15 05:00:00 2021/01/15 05:00:00 2021/01/15 05:00:00 https://www.yomiuri.co.jp/media/2021/01/20210114-OYTNI50024-T.jpg?type=thumbnail

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