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春山シーズン遭難多発 低山事故増加傾向

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県警 登山届提出呼びかけ

昨年発生した低山での事故で遭難者を救助する山岳警備隊員ら(県警提供)
昨年発生した低山での事故で遭難者を救助する山岳警備隊員ら(県警提供)

 春山シーズンを迎える中、県内では遭難事故が多発している。4月から5月11日までに発生した遭難事故件数は15件と、昨年4~5月の5件をすでに大きく上回っている。中でも低山での事故が増加傾向にあり、県警が「登山届」の提出を呼びかけている。

■気軽に行ける 南砺市と金沢市にまたがる医王山(939メートル)で今月4日、親子3人が下山途中に道に迷い、一時行方不明になった。南砺署によると、3人は親族らと午後から入山し、道に迷って山中で一夜を明かした。翌朝無事に救助されたが、富山、石川両県警や消防のほか、ヘリが出動しての捜索が行われた。

 コロナ禍で外出自粛が求められるようになった昨年から、このような気軽に登ることができる低山で遭難事故が増えている。

 県警山岳安全課によると、昨年1年間に発生した遭難事故件数は、「立山黒部アルペンルート」の営業取りやめなどの影響で74件と2019年の147件から半減した。しかし、登山規制がされていない低山での事故は14件あり、19年の6件から倍増。今年に入っても、遭難した18人のうち8人が低山での事故だった。

 同課の担当者は「密にならず、日帰りで気楽に登ることができる低山に行く人が増えているのではないか」と推測する。

■ネットで提出 登山者がインターネットを通じて登山届を提出できるサービスがある。万が一の時でも、迅速な捜索救助につなげられる。

 県や県警は19年、パソコンやスマートフォンから登山届を提出できるシステム「コンパス」を運用する日本山岳ガイド協会(東京都)と情報を共有する協定を結んだ。このシステムでは、登山者が日程や登山ルート、家族や友人の緊急連絡先などを登録。下山予定時刻を3時間過ぎても登山者から下山通知が提出されないと緊急連絡先にメールが送られる仕組みだ。

 このシステムを活用することで、登山者は簡単にスケジュールが立てられ、遭難時でも警察などが捜索範囲をしぼりやすくなり、効率的な救助が可能になるという。

 実際に、14年に発生した御嶽山(長野・岐阜県境、3067メートル)の噴火の時には、長野県側からの登山者がシステムを使用していたため、登山者の消息の把握や早急な救助につながったという。

 同課の担当者は「これから本格的な登山シーズンが始まり、多くの登山者が訪れることが予想される。万が一に備えて登山届の提出を心がけてほしい」と話した。

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2047221 0 ニュース 2021/05/13 05:00:00 2021/05/13 05:00:00 2021/05/13 05:00:00 昨年4月に県内で発生した低山事故で遭難者を救助する山岳警備隊員ら(県警提供) https://www.yomiuri.co.jp/media/2021/05/20210512-OYTNI50014-T.jpg?type=thumbnail

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