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分散化 変わる初売り

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 私が小学生の頃、父(70)は大阪・心斎橋のデパートに勤めていた。

 年末年始は特に忙しそうだった。父の「仕事納め」の日は、家族と一緒に多くの人でごった返すデパート内で買い物をするなどして待っていた。その後、父と合流して祖父母宅に帰省したものだった。年末年始のデパートは大混雑。それが当たり前だった。

 2021年の初取材は、近鉄百貨店和歌山店(和歌山市)で1月2日にあった初売りだった。新型コロナウイルスの影響で、午前10時の開店時には例年の半数程度の約1600人の行列にとどまり、列の間隔を空けるなど対応して、混雑は起こらなかった。

 店内を歩くと、通常より来店客は多いものの、落ち着いていた。福袋は前年より約3000個少ない約1万2000個を用意。買い物客が「密」になることなく、福袋を選んでいたのが新鮮だった。

 同店によると、コロナ対策で福袋の事前予約を受け付けたほか、セールを前倒しするなど来店の分散化を進めた。また例年販売している地元テレビ局や鉄道会社とタイアップした見学ツアーなど「体験型福袋」の販売も見合わせたという。

 同店の坊賢一・販売推進課長(46)は「初売りで行列がここまで少なかったのは記憶にないですね。分散化を進めた成果ではありますが、少しさみしい気持ちもありました」と複雑な心境を語る。

 県政担当として新型コロナウイルスの新規感染者などの取材に追われている。1月に入って1日の感染者数は過去最多を4回更新するなど収束は見通せないが、自治体でワクチン接種の準備が始まるなどの動きも出てきた。

 感染が収まり、気兼ねなく買い物を楽しめる。そんなこれまでの日常を取り戻すためにも、日々の生活で感染防止策をしっかり講じていきたい。(岡田英也)

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1805058 0 紀伊ワード 2021/01/29 05:00:00 2021/01/29 05:00:00

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