スマート農業 ウメ~策

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◇県うめ研究所

農薬散布のデモンストレーションをするドローン(みなべ町のウメ園で)
農薬散布のデモンストレーションをするドローン(みなべ町のウメ園で)

◇ドローンやリモコン草刈り 実演

 農薬を散布するドローンやスマートフォンで遠隔操作できる自動水やり装置など先端技術を使った「スマート農業」の実証実験に、県果樹試験場うめ研究所(みなべ町)などが取り組んでいる。25日には、みなべ町西岩代の山間地のウメ園で機具の実演があり、ウメ農家や農協、市町関係者ら約120人が参加。果樹栽培での農作業の省力化や効率化に期待を寄せた。(森本寿夫)

 25日の実演では、園地の測量データなどを入力したタブレットでスタートの操作をすると、ドローンが自動で低空を飛行。実験園地に、農薬に見立てた水をまいた。

 水やり装置でも、タブレットの操作一つで、スプリンクラーから霧状の水が噴き出し、参加者から「これは助かる」と声が上がった。

 現在は、農業用水の割り当ての関係で、真夜中に自宅から離れた園地に出向き、作業することも少なくない。家でスマホやパソコンを操作するだけで水やりができれば、時間や手間を大幅に減らせるからだ。

 収穫した果実の運搬車も登場。リモコンで動かすことができ、最大100キロ・グラムまで運べる上、小回りが利く。狭い園地でも使い勝手が良いといい、研究所の女性職員が手際よく操作していた。このほか、リモコンで動かす草刈り機や、手押し式で肥料をまける機具の実演も行われた。

 約1・5ヘクタールでウメを栽培する同町芝の片岡建二さん(47)は「ウメ栽培は手作業が多く、体もきつい。自動化できることが増えれば助かる」と話した。

     ◇

 県はウメやミカンの生産量が全国一の産地だが、人手不足や高齢化が進み、農作業の省力化や軽作業化が緊急の課題となっている。

 そこで、同研究所が中心になり、農林水産省の「スマート農業技術の開発・実証プロジェクト」に応募。昨年に採択され、今年度からみなべ町と上富田町のウメやミカン園地で実証実験を始めた。

 農家にこれらの農機具を使ってもらい、作業時間の短縮や省力化、疲れの軽減がどの程度図れるかなど、2年間にわたって実験。普及に向けた課題を探る。

 実験に協力するウメ農家の同町西岩代、森川元樹さん(43)は「期待する部分は大きいが、効果や改善点などを率直に伝えたい」と話した。

 同研究所は「将来的にはカキやモモにも広げ、農家の負担軽減と生産効率の向上につなげたい」としている。

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821461 0 ニュース 2019/10/01 05:00:00 2019/10/01 05:00:00 2019/10/01 05:00:00 農薬散布のデモンストレーションをするドローン(みなべ町の梅園で) https://www.yomiuri.co.jp/media/2019/09/20190930-OYTNI50051-T.jpg?type=thumbnail

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