子どもに自信 料理教室

メモ入力
-最大400文字まで

完了しました

和歌山の女性

 和歌山市宇須の柴友加里さん(49)が自宅で4年前から続けてきた子ども向けの料理教室が評判を呼んでいる。これまでは不定期に開いていたが「趣味の延長ではなく、きちんと学べる場にしたい」と、9月からは定期開催にして再スタート。教室には連日、教え子たちの楽しそうな声が響く。柴さんは「料理を通じて子どもたちに成功体験をさせたい」と話している。(吉田清均)

 ◇口コミ評判 自宅に「学び場」

 3日夕、柴さんの子ども料理教室「結―Musubi Kitchen―」で、小中学生の女の子ら5人が、10月末のハロウィーンに合わせてカボチャのパイ、ピラフ、スープの3品に挑戦。切ったカボチャを見せながら「先生、こんな感じかな」と聞く子どもたちに、「いい感じやん」と笑顔を向けた。

 作った3品はみんなで食べた。和歌山大付属小5年の木村今美ことみさん(10)は「タマネギのみじん切りが難しかったけど、おいしくできた」とうれしそうに話していた。

 教室は主に5歳~中学3年が対象。卵を割ることから始める初級コースから、国際色豊かな料理に挑戦できる上達コースまで、目標に応じて4コースを設けている。各コース1回約1時間半で、月2~4回程度。生徒は計約20人で、男女は半々だという。

 料理が大好きで、調理師免許も持っている。今は幼稚園の給食を作るアルバイトなどで働きながら、中学2年の長女と小学5年の長男を育てている。

 料理教室は2015年に「子どもたちに料理を楽しんでもらいたい」と近所に住む長女の友人を誘って教えたのがきっかけ。口コミで徐々に評判が広がり、これまでに延べ約80人が参加した。

 待ちきれない様子で、自宅からエプロンと三角巾をつけて玄関から飛び込んで来る子どももいれば、「息子3人が母の日に手料理を作ってくれた」と涙ぐむ母親もいたという。

 「嫌いだった野菜を自分で料理することで食べられるようになった子もいて、成長を感じる」と話す。

 不定期から定期に変えたのは、「子どもを通わせるなら、親は料理を身につけてほしいと思うはず」と考えたからだ。合わせてこれまでは学年に応じて二つに分けていたクラスを、到達度に応じて4コースに分けた。一番上のクラスになると、材料の下ごしらえも任せる。

 今後は、食の大切さを多角的に学んでもらうため、農家での収穫体験などにも活動の場を広げていきたいという。

 「食べ物はコンビニやスーパーでも買えるけど、料理ができるようになれば、人生がきっと楽しくなるよ」。子どもたちにはそう言い聞かせている。

無断転載禁止
836757 0 ニュース 2019/10/09 05:00:00 2019/10/09 05:00:00 2019/10/09 05:00:00

ピックアップ

読売新聞購読申し込み

アクセスランキング

読売IDのご登録でもっと便利に

一般会員登録はこちら(無料)
ページTOP
読売新聞社の運営するサイト
ヨミダス歴史館
ヨミドクター
The Japan News
発言小町
OTEKOMACHI
ささっとー
元気ニッポン!
未来貢献プロジェクト
YOMIURI BRAND STUDIO
美術展ナビ
教育ネットワーク
活字・文化プロジェクト
よみうり報知写真館
読売新聞社からのお知らせ