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電動車いす改良 V狙う

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電動車いすを操作する学生(中央)と中嶋教授(左)(和歌山市で)
電動車いすを操作する学生(中央)と中嶋教授(左)(和歌山市で)

工学技術世界大会に和大チーム

 5月にスイスで開かれる、障害者を支援する工学技術を競う世界大会「第2回サイバスロン大会」で、電動車いす部門に和歌山大(和歌山市)のチームが出場する。4位だった前回大会から改良を重ねての再挑戦で、チームは、「優勝を目指す」と意気込んでいる。(豊嶋茉莉)

 ◇四輪で階段昇降 実用的に

 「サイバスロン」とは、「サイバー(電脳)」と「アスロン(競技)」を組み合わせた造語。各チームが開発した機器を「パイロット」と呼ばれる障害者が使い、「義手」や「義足」などの6部門で性能を競う。大会は4年に1度、スイスで開かれており、今年は世界約30か国から参加者が集まる。

 今回、電動車いす部門で出場するのは和歌山大システム工学部の中嶋秀朗教授(46)と学生らの計6人でつくるチーム「RT―Movers(ムーバーズ)」。競技では、階段やドアといった障害物が設置されたコースをチームで開発した電動車いすで走行し、障害物の回避の仕方や移動のスピードなどを競う。第1回大会では11チーム中、4位に入った。

 ほかの多くのチームが階段に対応するために、タイヤの部分が戦車のようなベルト式だったのに対し、同チームの電動車いすは実用性を重視して四輪を採用したのが特徴。ベルト式に比べてスピードや安定性が優れており、タイヤを別々に動かすことで段差の上り下りを可能にした。また、比較的小型なため、狭い場所でも移動でき、災害時も避難しやすくなった。物を運ぶことも可能で、応用範囲が広いという。

 また、今大会では、階段の段数が前回より増えるなど、より日常に即したコースに変更されるため、階段上で車いすとパイロットを持ち上げるためにモーターをより強いものにしたり、ドアを開閉するためのロボットアームを取り付けたりするなどの改良を重ねた。

 中嶋教授は「実用化を思い描いて研究してきた。高齢化社会が進み、需要は増えるはず」と話す。

 前回に続き2回目の参加となる同大大学院1年の小杉哲平さん(23)は、「ロボットに関心があって入学した。今、やりたいことが思いっきりできている」と意気込み、中嶋教授は「大会のコースは技術的にはクリアできる。十分、優勝が狙える」と話した。

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1081744 0 ニュース 2020/03/02 05:00:00 2020/03/02 05:00:00 2020/03/02 05:00:00 手元のコントローラーを操作し、電動車いすを操作する学生(中央)と、見守る中嶋教授(左)(和歌山市で) https://www.yomiuri.co.jp/media/2020/03/20200302-OYTNI50008-T.jpg?type=thumbnail

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