五輪延期 残念 走る機会待つ

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県内聖火ランナー 複雑

聖火リレーの当初の予定を伝える電光掲示板(24日、新宮市で)
聖火リレーの当初の予定を伝える電光掲示板(24日、新宮市で)

 新型コロナウイルスの影響で東京五輪が延期される見通しとなった24日、聖火リレーで走るはずだった県内のランナーたちは「この状況では仕方がない」と複雑な表情を見せた。本番直前での予定変更に、聖火リレーのコースにあたっていた自治体は対応に追われた。(坂戸奎太、大場久仁彦)

 「完全な祝賀ムードの中でやるべきだ。やむを得ない」。ランナーの一人として走る予定だった全盲の教諭・大前雅司さん(34)(橋本市)は冷静だ。

 「走る姿を多くの人に見てもらい障害への理解を広めたい」との思いでトレーニングを続けてきた。「もう一度チャンスがあるなら、ぜひ走りたい」と願った。

 トルコ出身の走者として注目されていた串本町役場・国際交流員ドゥルナ・オズカヤさん(32)は「ジムに通うなどして準備してきたので残念だけど、ウイルスが落ち着いた頃に走りたい」と語った。

 聖火リレーの県の実行委員会はこの日、ルートとなっている自治体やランナーたちへの連絡に追われた。

 本来なら、4月10日に新宮市を出発し、11日に橋本市に到着するまで、約180人のランナーが14市町をリレーする予定だった。

 各市町はすでに、聖火到着時の式典の準備を進めており、当日の交通規制を知らせる看板もほぼ設置を終えている。

 実行委の担当者は「ウイルスの感染拡大の中でどうしようもないが、残念だ」と肩を落とした。今後については、組織委や関係機関と連携しながら、方針変更に対応していくという。

 県内で最初に聖火が通る予定だった新宮市は戸惑いを隠せない。約1・8キロの区間を11人がリレーする計画で、出発式には市内の児童・生徒らの参加を各学校に依頼し、送迎バス約15台も手配済みだった。

 市生涯学習課の西洋一・課長補佐(52)は「(感染拡大の)現状を考えれば何も言えない。自分たちは決定を待つだけ」と、もどかしい思いを打ち明ける。一方で、「紀南で聖火リレーが行われるのは名誉なこと。もし五輪が延期されるなら、ぜひリレーも仕切り直しでやってもらいたい」と話した。

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1127374 0 ニュース 2020/03/25 05:00:00 2020/03/25 05:00:00 2020/03/25 05:00:00 聖火リレーの実施を伝える電光掲示板(新宮市で) https://www.yomiuri.co.jp/media/2020/03/20200325-OYTNI50004-T.jpg?type=thumbnail

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