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佐藤春夫記念館 移転へ…新宮市 中心部に25年度めど

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「歴史的建物並ぶ街並みに」

移転が計画されている佐藤春夫記念館の外観(新宮市で)
移転が計画されている佐藤春夫記念館の外観(新宮市で)
佐藤が執筆した書斎(新宮市で)
佐藤が執筆した書斎(新宮市で)

 新宮市は、同市出身の作家・佐藤春夫(1892~1964年)を顕彰する「市立佐藤春夫記念館」(同市新宮)の移転を計画している。移転先は歴史的建造物のある市中心部を想定しており、市は「大正・昭和モダンの雰囲気を感じさせる街並みを形成したい」としている。今年度は移転用地購入費として約5500万円を計上、2025年度の完成を目指す。(大場久仁彦)

佐藤春夫(佐藤春夫記念館提供)
佐藤春夫(佐藤春夫記念館提供)

 ふるさと・新宮市をこよなく愛し「望郷の詩人」とも言われた春夫は1910年、県立新宮中学校を卒業後に上京。18年に谷崎潤一郎の推薦で文壇デビューを果たし、小説「田園の憂鬱ゆううつ」や詩「秋刀魚さんまの歌」などを発表。60年に文化勲章を受け、同市の初代名誉市民に選ばれている。

 記念館は、東京都文京区で1927年(昭和2年)に建てられた春夫の旧宅を、市が1989年、耐震補強した上で熊野速玉大社境内の一角に移築、開館した。

 旧宅は、同市出身で「文化学院」(東京)創設者の建築家・西村伊作(1884~1963年)の弟・大石七分しちぶんの設計とされる。洋風の木造(一部鉄筋)2階建てで延べ約230平方メートル。暖炉のある応接間や「八角塔」と呼ばれる書斎、アーチ形の門なども忠実に復元されている。

 春夫直筆の原稿や雑誌、写真、絵画、日用品など約2万点を保存し、うち200~300点を展示。企画展なども随時開いている。だが老朽化が激しく、借地でもあることから移転を検討していた。

 候補地は、西村が1914年(大正3年)に自宅として建設した「旧西村家住宅」(国重要文化財)の隣接地。近くには同じく西村が、親交のあった米国人宣教師のために設計した「旧チャップマン邸」(国登録有形文化財)もある。いずれも改修を経て一般公開され、新たな観光スポットとして期待されている。

 市の担当者は「春夫記念館も合わせ、歴史的建造物を集約することで、まちなか観光の充実につなげたい」と話す。

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2099610 0 ニュース 2021/06/04 05:00:00 2021/06/04 05:00:00 2021/06/04 05:00:00 移転が計画されている佐藤春夫記念館(新宮市で) https://www.yomiuri.co.jp/media/2021/06/20210603-OYTNI50039-T.jpg?type=thumbnail

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