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<夏の高校野球 和歌山大会 回顧>投手力のチーム躍進

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智弁和歌山 全5試合継投V

4大会連続25回目の優勝を決めた智弁和歌山ナイン(27日、和歌山市の紀三井寺球場で)
4大会連続25回目の優勝を決めた智弁和歌山ナイン(27日、和歌山市の紀三井寺球場で)

 第103回全国高校野球選手権和歌山大会は、智弁和歌山が昨夏の独自大会を含めて5年連続で県王者に輝いた。決勝カードに象徴されるように投手力の高いチームの躍進が目立った。39校が熱戦を繰り広げた今大会を振り返る。(村越洋平)

 決勝は智弁和歌山と、今春の選抜大会に出場した公立の雄、市和歌山の名門対決となった。

 智弁和歌山の先発は、エースの中西ではなく、伊藤だった。準決勝の和歌山東戦では九回に救援し、無死満塁のピンチを背負うも無失点で切り抜けた。決勝の試合前、中谷仁監督は「度胸があって思い切りがいい」と、大一番で起用した理由を明かしていた。その期待に応え、1点リードで迎えた七回の途中まで、強力な市和歌山打線を無失点に抑え、中西につないだ。

 中西は、同点に追いつかれたが、続く一死一、三塁の場面で勝ち越し点を与えなかった。七回裏の攻撃で決勝点を挙げた。

 決勝を含む全5試合を継投策で勝利に結びつけた。準決勝で8回1失点と好投した高橋や準々決勝で登板した塩路を含め、投手陣が一体となって戦う総合力の高さが光った。

 一方、市和歌山はエースの小園が決勝を一人で投げた。「球の走りは悪くなかった」と振り返るが、甘く入った球をとらえられ、失点した。米田や江川ら好投手も控える中、絶対的なエースにチームの命運を託したが、及ばなかった。

 昨夏の独自大会で準優勝した初芝橋本も大会を盛り上げた。3回戦で7点差をひっくり返して和歌山工に勝って勢いに乗った。準々決勝では、昨夏の決勝で敗れた智弁和歌山と延長十三回タイブレイクの熱戦を展開。惜しくも競り負けたが、先発して十二回途中までマウンドを守った川端の力投は、会場を大いに沸かせた。

 14年ぶりに4強に進出した高野山は、エース天野が2完投するなどし、チームを引っ張った。同じく4強入りした和歌山東も、和歌山商や粉河を接戦で制し勝負強さを見せた。

 智弁和歌山は8月9日から甲子園球場で始まる全国大会に出場する。県大会に引き続き、堅い守りからよい攻撃のリズムを作り、勝ち進んでほしい。

様々な制約 応援工夫

スピーカーやパフォーマンス

得点がほしい場面で「代表曲・田辺が大将」を披露する田辺高校応援団部(紀三井寺球場で)
得点がほしい場面で「代表曲・田辺が大将」を披露する田辺高校応援団部(紀三井寺球場で)

 今大会は、新型コロナウイルス感染防止のため、吹奏楽の演奏や大声を出しての応援は禁止された。各校は、事前に録音した応援歌をスピーカーから流したり、スタンドの応援団がパフォーマンスを見せたりと、それぞれが工夫を凝らして試合を盛り上げた。

 多くの応援団が音源係を置き、試合の流れに合わせて選曲した。好機に代表曲がかかった時には、手拍子やスクールカラーのメガホンをたたく音がワーっと大きくなった。ある選手は「もうダメかと思った時に応援が聞こえて奮い立った」と話していた。改めて応援の力を感じた。

 観客の上限も設けられるなど、様々な制約の中で戸惑う場面もあっただろう。それでも、夢の舞台に向かい、チームとスタンドが一つになって競い合った日々は、選手たちの記憶に深く刻み込まれたに違いない。

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2242915 0 ニュース 2021/07/29 05:00:00 2021/07/29 05:00:00 2021/07/29 05:00:00 4大会連続25回目の優勝を決めた智弁和歌山ナイン(27日、和歌山市の紀三井寺球場で) https://www.yomiuri.co.jp/media/2021/07/20210728-OYTNI50036-T.jpg?type=thumbnail

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