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感染84人 県「大事な局面」

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新型コロナ 入院も最多 病床使用75%

 県は19日、過去最多となる84人が新型コロナウイルスに感染したと発表した。17日の67人を大幅に超え、入院者数も最多の386人となった。病床使用率は75%に達し、県は「地域医療を守るための大事な局面に来ている」と厳戒を呼びかけている。(豊嶋茉莉)

改めて感染対策の徹底を呼びかける野尻技監(和歌山市で)
改めて感染対策の徹底を呼びかける野尻技監(和歌山市で)

 新たに感染が判明したのは幼児~90歳代の男女84人で、うち新宮保健所管内の70歳代の男女2人が重症となっている。保健所管内別では、和歌山市27人、御坊13人、田辺10人、湯浅7人、岩出6人、橋本4人、新宮3人、海南2人、県外12人。

 海南市且来の自動車教習所「ドライビング・スクールかいなん」では、すでに発表した2人を含め、免許合宿に参加した利用者5人と、職員1人の計6人が感染。県は72例目のクラスター(感染集団)に認定した。今後、職員と利用者の計約180人の検査を進める。

 また、和歌山市新生町の「了生会 古梅記念病院」では、医師、看護師、入院患者2人の計4人が院内感染。同病院では外来や新規入院の受け付けを停止し、職員と患者計約140人を検査する。

 この日確認された84人のうち、2回のワクチン接種を終えていたのは9人。県福祉保健部の野尻孝子技監は「接種をしても、症状があれば速やかに検査を受け、外出を控えて」と訴えた。

入退院者の体験 教訓に

県HPでメッセージ公開

 県は、さらなる感染を食い止めようと、感染した県民の声をホームページ(HP)で公開している。担当者は「体験者の生のメッセージに触れて、いっそう予防に取り組んでほしい」としている。

 昨年9月~今年5月末までに入退院した約2000人に対し、県は6月14日から1か月間、後遺症のアンケートを実施。回答に併せて約150通のメッセージが寄せられ、うち約80通を年代別に公開している。

  ■高熱なくても受診を

 新型コロナウイルスの症状の一つに発熱があるが、体験者は「高熱が出るかどうかは判断の一基準でしかない」(30歳代)、「微熱と風邪症状があったが、ただの風邪なのかコロナなのか見分けがつかなかった。微熱程度での仕事の休みづらさを感じるのは他の方も同じだと思う」(40歳代)などと振り返る。県は「体調の異常があればためらわず受診を」と促す。

  ■後遺症の苦しみ

 コロナが治った後も、後遺症を訴える声は多く聞かれる。県内の感染者も同様で、「退院しても、以前のような集中力を欠いて学業の能力が落ちてしまっている。感染する前の、元気な自分にはまだ戻れていない」(10歳代)、「退院後、 倦怠けんたい 感も取れず、朝起きた時の疲れが今までの3倍にも感じられる」(50歳代)、「半年以上になるのに、今でもにおいが分からない」(40歳代)と生々しい。

  ■心の傷

 周囲の言動から受けた心の傷を語る人もいた。「検査が決まった時点で、陽性者は悪者のような扱いを受け、つらい思いをしました」(30歳代)、「コロナより怖いのは風評被害。 罹患りかん した本人ではなく、悪いのはウイルスなのだという認識をみなさんにもってほしい」(40歳代)。感染が爆発的に広がるなか、「自分がうつす側になることもあると思って、日々の感染対策に心がけてほしい」(50歳代)という訴えは重みがある。

 県HPのトップページにある「新型コロナウイルス感染症関連情報」をクリックすると、メッセージへのリンクが表示される。(平野真由)

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2299811 0 ニュース 2021/08/20 05:00:00 2021/08/20 05:00:00 2021/08/20 05:00:00 基本的な感染対策の徹底を呼びかける野尻技監(和歌山市で) https://www.yomiuri.co.jp/media/2021/08/20210820-OYTNI50007-T.jpg?type=thumbnail

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