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灯台 日ノ岬活性導いて

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灯台を前に承認書や灯台のカギを受け取る(左から)小藪理事長と左留間副理事長(日高町で)
灯台を前に承認書や灯台のカギを受け取る(左から)小藪理事長と左留間副理事長(日高町で)
9月から一般に公開されることになった紀伊日ノ御埼灯台(日高町で)
9月から一般に公開されることになった紀伊日ノ御埼灯台(日高町で)
展望台から見える紀伊水道。晴れた日は淡路島(兵庫県)や鳴門海峡(徳島県)が見渡せる
展望台から見える紀伊水道。晴れた日は淡路島(兵庫県)や鳴門海峡(徳島県)が見渡せる

 美浜、日高両町にまたがる日ノ岬の「紀伊日ノ御埼灯台」(日高町阿尾)が9月から、毎月第3日曜日に一般公開されることになった。普段は田辺海上保安部が管理しているが、一般公開日には、地元のNPO法人のメンバーらが、訪れた人を案内する。メンバーらは「晴れた日は、展望台から淡路島や鳴門海峡が見渡せる。地元の観光資源として生かしたい」と期待を寄せている。(森本寿夫)

月1回 地元NPOが案内

 紀伊日ノ御埼灯台は、1895年1月に美浜町三尾地区に建てられ、紀伊水道を航行する船の「道しるべ」の役割を担ってきた。1945年に戦災で焼失。51年に再建され、2017年に崩落の危険があるとして、今の3代目が日高町側に建てられた。

 現在は、鉄筋コンクリート造の白い塔形。灯火の高さは、地上17メートル。平均海面からは128メートルで、県内の灯台で最も高い。4秒に1回白い光を放ち、約40キロ先まで届くという。

 一般公開は、田辺海上保安部が5月、「灯台を観光資源として地域で役立ててもらえれば」と、最初の灯台が建てられた美浜町三尾地区の住民らでつくるNPO法人「日ノ岬・アメリカ村」(美浜町)に打診した。

 三尾地区は、明治時代以降にカナダに移住した人が多いことから「アメリカ村」としても知られる。同NPOは、移民の歴史をPRして地域を活性化しようと2018年に発足。移民の歴史が学べる「カナダミュージアム」や観光客向けゲストハウス、地元産品を使った食堂の運営、移民史を英語で紹介する語り部ジュニアの育成にあたってきた。

 田辺海保の打診では、同NPOが一般公開の事業者となり、保安員を確保などの条件がつき、経費面の懸念があった。だが、メンバーで話し合い「三尾地区や日ノ岬をアピールできる」と事業者になることを決めた。

 8月26日には同NPOを一般公開の事業者として承認する式が灯台の前で行われた。

 田辺海保の上野春一郎・保安部長が「多くの人が灯台や海に親しむ機会になればうれしい」と述べ、同NPOの小藪清信理事長(74)と左留間豊幸副理事長(69)に承認書や灯台のカギを手渡した。2人は「日ノ岬の観光PRに取り組むことで、法人の名前にかなった活動が展開できることになる」と力を込めた。

 入場には、寄付金700円(傷害保険料を含む)が必要。当日、悪天候で公開を中止する場合は、同法人のサイトに掲載する。

 同保安部によると、灯台の一般公開は全国で18基目、県内では串本町の潮岬灯台に次いで2基目となる。

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2343002 0 ニュース 2021/09/06 05:00:00 2021/09/06 05:00:00 2021/09/06 05:00:00 灯台を前に承認書や灯台のカギを受け取る(左から)小藪理事長と左留間副理事長(日高町で) https://www.yomiuri.co.jp/media/2021/09/20210905-OYTNI50043-T.jpg?type=thumbnail

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