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<紀伊水害10年>天へ届ける774発 新宮・熊野川町

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夜空を彩った花火(4日午後8時20分、新宮市熊野川町で)
夜空を彩った花火(4日午後8時20分、新宮市熊野川町で)

 2011年9月、紀伊水害で6人が犠牲になった新宮市熊野川町で4日夜、犠牲者を供養する花火774発が打ち上げられた。

 市面積の約68%を占める同町は水害以降、さらに過疎化が進んだ。地元でガソリンスタンドを経営する池上順一さん(69)ら有志12人が、「10年の節目の年。花火で犠牲者を供養し、町も元気づけたい」と企画。県内外の50以上の個人・団体から協賛金約300万円が寄せられた。

 打ち上げ場所は、同町能城山本の熊野川近くに広がる約10ヘクタールの田んぼ。感染対策のため、ケーブルテレビで中継し、住民にはそれぞれの地区から見てもらうことにした。

 午後8時、大玉やスターマインなどが次々と打ち上げられると、山間地に大きな音が響き渡り、無数の光の糸や大輪が夜空と川面を彩った。フィナーレは「献花」をイメージしたという白一色の花火が飾った。

 池上さんは「災害や犠牲者を忘れないためには、何か心を揺さぶることが必要だと思った。迫力ある音は、きっと天にも届いてくれたはず」と話していた。

知事と田辺市長 被災地巡り献花

 仁坂知事と田辺市の真砂充敏市長は5日、紀伊水害の被災地を巡り、犠牲者の霊に手を合わせた。

 午前中、仁坂知事は那智勝浦町井関地区と新宮市を巡り、真砂市長は田辺市本宮町奥番地区を訪れ、それぞれ慰霊碑などに献花。午後からは2人で田辺市の 熊野いや 地区と 伏菟野ふどの 地区を訪れた。

 伏菟野地区で2人は、深層崩壊を起こし、今はコンクリートで固められた山の斜面に向かって花束をささげた。

 仁坂知事は「私にはコロナ禍と並び、最もつらい思い出だ。被害を繰り返さないために、数多く作った防災の仕組みを使いこなしたい」と誓い、真砂市長は「被災地は復旧工事で様変わりしたが、あの日の光景は今も記憶に残る」と振り返っていた。

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2343015 0 ニュース 2021/09/06 05:00:00 2021/09/06 05:00:00 2021/09/06 05:00:00 夜空を彩った花火(4日午後8時20分、新宮市熊野川町で) https://www.yomiuri.co.jp/media/2021/09/20210905-OYTNI50046-T.jpg?type=thumbnail

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