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無投票 「町事業 完成に導く」

現職町長の死去に伴う紀美野町長選が7日告示された。無所属新人で前副町長の小川裕康氏(65)以外に立候補の届け出がなく、無投票で初当選が決まった。
小川氏は午前8時半から事務所前で出陣式を行い、町内を選挙カーで回った。午後5時に当選が決まると、マスク姿の小川氏は静かに頭を下げた。
8月2日に寺本光嘉町長が病気のため死去。小川氏は取材に対し、「寺本町長の遺志を引き継いで、消防庁舎新築などの事業を完成に導きたい。町民とともに笑顔あふれるまちづくりを進めていく」と話した。学童保育施設の充実など子育て施策にも意欲を示した。
小川氏は同町出身で、関西大卒。紀美野町総務課長や助役などを歴任し、2010年から副町長。町長選出馬のため、8月31日に副町長を辞職していた。