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野党の牙城 自民挑む

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衆院選情勢 1区

 衆院は14日に解散され、19日公示、31日投開票の日程で予定される衆院選。県内でも各立候補予定者が論戦に向けて準備を急いでいる。県内の3選挙区の情勢を3回に分けて紹介する。

 県都・和歌山市を区域とする和歌山1区は、5選を目指す国民民主現職の岸本周平氏(65)に自民現職の門博文氏(56)が挑む構図になりそうだ。

 岸本氏は元財務官僚。民主党が政権交代を果たした2009年の衆院選で同党から出馬して初当選した。強固な後援会組織と連合和歌山を支持基盤とし、ほぼ毎週末、地元に帰って街頭に立ち続けてきた。新型コロナウイルス禍で疲弊した日本経済を立て直すため、強力な経済対策の推進を主張している。

 連合は昨年9月、早々と推薦を決め、信頼関係の厚さをうかがわせた。野党だけでなく、保守層からも一定の支持を得ているとされ、連合幹部は「党派を超えた応援団がいる」と強調する。

 総選挙の足音が聞こえてきた7月中旬、岸本氏は取材に「日本維新の会から候補者が出れば、苦しい選挙戦になる」と警戒していた。12年の衆院選で維新の候補者が約4万票を獲得。陣営は「岸本票の多くが流れた」と分析しており、維新の動向に気をもんできた。

 だが維新は1、3区での擁立は見送った。維新県総支部の林隆一幹事長は「両区はすでに別の野党候補が出馬表明しており、野党票が分散すると自民党を利する恐れがある」と説明する。

 毎回1区に候補者を立ててきた共産党の県委員会幹部は「野党共闘で擁立しない」と話す。17年の総選挙では共産候補者が約1万4000票を得ており「自主投票になるが岸本氏に多く票が入るのでは」とみる。

 岸本氏の陣営幹部は「有利な状況になったが、油断はできない」と組織の引き締めを図る。

     ◇

 「目の前の選挙で当選させてもらわないと力を発揮できない」。9月下旬、和歌山市内で開かれた、市と淡路島(兵庫県)を結ぶ「和歌山―淡路連絡道路」の構想の地元住民向け勉強会。構想の早期実現を訴える門氏があいさつに立ち、支持を求めた。国土交通政務官を務めた経験を生かし、国土 強靱きょうじん 化や大型道路の整備を訴える。

 初めて出馬した12年から3回連続で小選挙区で岸本氏に敗れ、近畿比例ブロックで復活当選してきた。自民党本部は2回以上続けて比例復活した議員について「原則として重複立候補を認めない」という基本方針を示している。それだけに、門氏が17年に3度目の重複立候補をした際は、党内に波紋が広がった。

 4度目の重複立候補が認められるかは未定で、自民県議は「小選挙区で勝つつもりで臨まないと」と危機感をあらわにする。

 17年の前回総選挙以降、選挙区外の企業や首長との関係も強化し、市内在住者を紹介してもらうなどして票田の新規開拓に力を入れてきた。今月上旬に和歌山市北部の約6万世帯で6日間断水が続いた際には、現地と国とを走り回って存在感をアピールした。

 「道路や河川の安全確保には与党とのパイプが不可欠。当選して4期目ともなれば重要なポストも期待でき、市民にも理解を求めていく」と支援者。選挙区での初勝利を目指す。

(平野真由)

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