ブドウハゼの化粧品 誕生

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りら創造芸術高生 アイデア

 紀美野町にある私立りら創造芸術高校の生徒たちのアイデアを生かした化粧品が完成し、同校が試験販売を始めた。生徒たちが5年前に町内で再発見した「ブドウハゼ」のロウや、紀美野町の町木・カヤなどが主な成分。手肌に塗り、かんきつのような香りとベタつかない塗り心地が特徴という。生徒たちは「将来、地域の新たな産業につなげていきたい」と希望を語る。(岡田英也)

限定100個 試験販売

完成した化粧品「キノミノリ」
完成した化粧品「キノミノリ」

 ブドウハゼはウルシ科の品種で、和ろうそくや化粧品の原料として用いられる。1958年まで県天然記念物だったが、その後、枯死したとされていた。同校の生徒が2017年、住民から聞いた話を基に、紀美野町松瀬地区の山林で原木を確認。これがきっかけとなり、20年1月に県天然記念物に再指定された。

 3年の女子生徒2人は20年6月頃、ブドウハゼのロウを精製した「ハクロウ」が化粧品の原料として使われていたことをヒントに、学習の一環として商品化を計画した。接ぎ木などで増やした木から実を採取。海南市の「吉田 製蝋せいろう 所」に依頼し、普段は行っていない伝統的な製法でハクロウを確保した。

 ところがハクロウのままでは、香りに油臭さが残る。そこで2人は香料として町木のカヤに着目、自分たちで実から精油を抽出した。材料がそろい、化粧品の受託製造を行う企業「大阪エース」(大阪府摂津市)に製造を依頼。今月上旬に商品が届いた。

 商品名は「キノミノリ」で、容量は30グラム。パッケージのデザイン考案や説明書の作成などでほかの生徒たちも協力した。限定100個で販売を始めている。税込み3500円。

 2人は「大変だったが、卒業までに商品化する目標が実現できた。多くの方の協力で思い通りの化粧品になり、うれしい」と喜んだ。今後は地域の会社などを巻き込み、継続的に製造できるようにするのが目標だ。

 購入の希望はメール(lyra@lyra-art.jp)で。件名は「キノミノリ」購入希望、本文に、名前、電話番号、購入希望個数を記入する。アンケートの協力が必須で、100個に達した時点で締め切る。

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