投票終了繰り上げ11市町 県議選

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「期日前」の浸透背景

 今回の統一地方選で、投票所での投票終了時間を繰り上げる動きが広がっている。7日投開票の県議選では、選挙戦に突入した8選挙区14市町のうち、11市町で投票終了時間を全部または一部の投票所で繰り上げる。選管関係者は「期日前投票の浸透や、人件費などのコスト削減を見込んだ動き」としている。

 公職選挙法では、選挙の投票時間は「午前7時~午後8時」と規定されている。ただし、有権者の投票の便宜につながることや、投票に支障をきたさないと認められる特別な事情がある場合、市町村選管が、投票の「開始時間」を2時間の範囲内で繰り上げ・下げたり、「終了時間」を4時間以内の範囲で繰り上げたりすることができると定められている。

 県選挙管理委員会によると、今回の県議選で選挙戦となった8選挙区14市町のうち、投票時間を全ての投票所で繰り上げて終了するのは、尾花沢市(投票所全35か所)、大石田町(同18か所)、遊佐町(同7か所)の3市町。

 一部で繰り上げるのは、山形市、鶴岡市、酒田市、上山市、村山市、小国町、白鷹町、飯豊町の8市町だ。

 いずれも1~2時間の繰り上げを予定している。

 酒田市の離島・飛島では、通常の投開票日の2日前の5日午前7時~午後4時に投票が行われる。

 一方、長井市と高畠町、川西町の3市町は、午後8時まで投票を受け付ける。

 県議選が仮に全17選挙区で選挙戦となっていた場合、投票終了時間の繰り上げを予定していたのは全35市町村中26市町村の計271か所で、前回2015年の県議選の78か所の約3・5倍に上る。

 選挙戦に突入した尾花沢市は、県議選では初めて投票終了時間を1時間繰り上げる。

 同市選管によると、近年の選挙の午後7~8時の投票者数は全体の2%程度にとどまっており、「有権者の投票に支障をきたさない」と判断したという。また、担当者は「投票所の立会人の負担軽減を望む声も上がっていた」としている。

 投票終了時間の繰り上げが増えている背景には、期日前投票が浸透していることがある。県議選では07年から導入されており、今回で4度目の実施となる。

 県議選の期日前投票者は07年は3万2095人(10選挙区20市町村)、11年は4万7189人(8選挙区10市町)、前回15年は6万3370人(8選挙区16市町村)と、約1万5000人ずつ増加。15年の県議選では投票日当日を含めた全投票者のうち、期日前投票者が約2割を占めた。

 そんな中、期日前投票所も増えている。

 村山市では前回15年の県議選では1か所だったが、今回はさらに市郊外にある「五十沢公民館」で5日午前10時~正午に期日前投票所を開設する。

 同市選管によると、この公民館のある地区は、公共交通機関がないうえ、住民の高齢化も進んでおり、負担軽減のために期日前投票を受け付けることにした。

 有権者は10人程度だが、同市選管の担当者は「しっかり投票権を行使してもらうために環境を整備する」と話している。

 山形市も山形大小白川キャンパスで、県議選としては初めて、2、3日の午前10時~午後5時に期日前投票を受け付ける。

 県議選では初めて18歳選挙権が導入されたことを受けたもので、同市選管は「全国的に若者の投票率の低さが叫ばれる中、若者が集まる場に投票所を設けることで投票率アップにつなげたい」としている。

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515793 0 ニュース 2019/04/01 05:00:00 2019/04/01 05:00:00 2019/04/01 05:00:00

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