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右田ヶ岳山頂でアプリを確認する中司さん
右田ヶ岳山頂でアプリを確認する中司さん
バスの到着時間がひと目で分かる宇部市交通局の案内モニター(JR宇部新川駅前で)
バスの到着時間がひと目で分かる宇部市交通局の案内モニター(JR宇部新川駅前で)

 ◆GPS民間活用広がる

JR宇部新川駅前のバス停。「まもなく」「約6分後」などと路線バスの到着までの時間が、48インチのモニターで表示されている。

 宇部市交通局は昨年5月、全地球測位システム(GPS)で車両の位置を把握し、遅延の有無や走行位置などの情報を伝えるサイト「うべバスナビ」を開設。平日で1日に68系統約470便の運行状況がパソコンやスマートフォン、同駅前のモニターで確認できる。

 通勤途中にスマホでサイトを利用するという同市のパート従業員、西村幸恵さん(48)は「無駄な時間が減った。便利になりました」と喜ぶ。

 今世紀に入り、急速に普及したGPSの民間活用。カーナビなど日常生活の利便性は大きく向上した。スマホの性能も上がって手軽さも増し、余暇など趣味の域まで豊かさが増している。

 特に、活用が広がっているのが、人気アウトドアの登山だ。スマホ向けアプリの「ヤマップ」は、山中でスマホが圏外になっても、GPS情報で自分の位置が山の地図上で把握でき、移動した軌跡や所要時間、写真などの記録を保存・管理できる。

 別のユーザーの記録も閲覧できることから人気が集まり、2013年に公開されて以降、ダウンロード数は100万件を超えた。

 「自分のレベルや趣向に合った最新の登山情報が入手でき、楽しいですね」

 このアプリを1年前から愛用している防府市佐野、大学職員中司雅之さん(43)は、昨年末の“登り納め”で、地元の右田ヶ岳(標高426メートル)に登った。山頂では、登った軌跡や時間などをスマホで確認し、写真も撮って自分の記録を公開した。

 同岳を年間30~40回も登る中司さんだが、他のユーザーの記録を閲覧し、初めて知った道もあった。多くのユーザーが崖崩れなどを回避して実際に歩いた記録は、今では国土地理院の登山道修正にも役立てられているという。

 GPSを利用した登山は、安全面でも効果を発揮する。スマホを使えば、高価なGPS専用器を使わなくても済み、通話圏外でも遭難者の居場所を捜し出すことができる。日本の測位衛星「みちびき」の本格運用が昨年から始まっており、精度の向上も期待される。

 ヤマップの場合、アプリのパスワードなどログインするための情報を家族らと共有していれば、パソコンなどで現在地を探り出すことが可能だ。

 アプリを開発した「ヤマップ」(本社・福岡市博多区)には山口フィナンシャルグループ(同・下関市)系列の投資会社も支援している。ヤマップの広報担当、崎村昂立こうたさん(30)は「入山届をアプリから警察に提出できるようにするなどの取り組みも進めたい」と話す。

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61334 0 宇宙を見上げて 2019/01/08 05:00:00 2019/01/08 05:00:00 右田ヶ岳山頂でアプリを確認する中司さん https://www.yomiuri.co.jp/media/2019/01/20190107-OYTAI50046-T.jpg?type=thumbnail

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