秘境駅 清流を一望<錦川鉄道>

メモ入力
-最大400文字まで

完了しました

錦川沿いの清流みはらし駅(右)近くを走る車両
錦川沿いの清流みはらし駅(右)近くを走る車両
蛍光石で装飾されたトンネル内で「とことこトレイン」と一緒に記念撮影する家族連れ
蛍光石で装飾されたトンネル内で「とことこトレイン」と一緒に記念撮影する家族連れ
錦川清流線の鉄印記帳
錦川清流線の鉄印記帳

 鉄道の旅で、寺社のご朱印のように集めるオリジナルの「鉄印」。県内では錦川鉄道(岩国市)が運営する錦川清流線の錦町駅で鉄印がもらえる。清流に沿う路線では、様々な企画で集客が図られている。

 錦川清流線のほぼ全線は、国名勝の錦帯橋が架かる錦川と国道187号に沿って走る。四季折々の花々や田園風景を楽しみながら、片道約1時間の旅を満喫できる。

 錦川鉄道は岩国市の第3セクター。運営するローカル線の錦川清流線は、川西から錦町までの全線32・7キロ間に13駅がある。

 昨年3月には新駅「清流みはらし駅」が開業。滝や眼下の錦川を一望できる絶景ポイントで、自動車や徒歩などではたどりつけない位置にある。定期列車は徐行運転で通過し、イベントの臨時列車だけが停車する「秘境駅」として好評だ。

 様々な企画の中で最も人気があるのは、駅構内の車両留置スペースで行われる運転体験。来年2月まですべて予約が埋まっている。現在、車内で「獺祭だっさい」など市内の五つの酒蔵の日本酒を飲み比べる「利き酒列車」や、マツタケ料理を楽しめる「秋の味覚堪能列車」などの企画が募集されている。

 錦川清流線は、旧国鉄の岩日線だった。岩国市と島根県日原町(現・津和野町)をつなぐ予定だったが、現在の終点である錦町駅以北の延伸工事が1980年に中断。国鉄が民営化された87年、錦川鉄道が現在の路線を引き継いだ。

 2002年からは、延伸工事が中断した錦町駅から雙津峡そうづきょう温泉までの約6キロで、電気自動車が客車を引っ張る観光用トロッコ遊覧車「とことこトレイン」を運行。「きらら夢トンネル」に入ると、地元の子どもたちや学生が蛍光石で装飾した絵画が、ブラックライトに照らされて浮かび上がる。

 同社営業担当副課長の杉原孝幸さん(53)は「透明な清流と、季節を彩る風景が自慢の路線。11月には見頃となる紅葉を楽しんでほしい」と話している。

◆てん書体でシンプルに

 錦川鉄道の鉄印は、てん書体で書かれたシンプルなデザイン。神社の朱印をイメージした。

 記帳には乗車券(定期券、回数券も可)が必要となる。印刷した書き置き印を渡す鉄道会社もある中、同社では直接、鉄印帳に判を押す形式を採用しており、客にも喜ばれているという。

 営業担当者は「車で記帳に来られる方も多いが、ぜひ鉄道を利用して車窓に広がる錦川の風景を楽しんでもらいたい」と話す。

 記帳料は300円で、鉄印帳は2200円(税込み)。鉄印帳の購入と記帳は錦町駅で受け付ける。問い合わせは同社(0827・72・2002)へ。

(柳原正和)

 各地域の「鉄印帳を携えて」も読めます。

無断転載・複製を禁じます
1535403 0 鉄印帳を携えて 2020/10/10 05:00:00 2020/10/13 19:31:50 2020/10/13 19:31:50 錦川沿いの清流みはらし駅(右)近くを徐行運転する車両「せせらぎ号」 https://www.yomiuri.co.jp/media/2020/10/20201009-OYTAI50066-T.jpg?type=thumbnail

ピックアップ

読売新聞購読申し込み

アクセスランキング

新着クーポン

読売IDのご登録でもっと便利に

一般会員登録はこちら(無料)
ページTOP
読売新聞社の運営するサイト
ヨミダス歴史館
ヨミドクター
発言小町
OTEKOMACHI
元気ニッポン!
未来貢献プロジェクト
The Japan News
YOMIURI BRAND STUDIO
美術展ナビ
教育ネットワーク
活字・文化プロジェクト
よみうり報知写真館
読売新聞社からのお知らせ