高校球児にマウスガード贈る 県歯科医師会

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マウスガードについて説明する山野常務理事
マウスガードについて説明する山野常務理事
高川学園高野球部員の歯型を採取する歯科医師ら(県歯科医師会提供)
高川学園高野球部員の歯型を採取する歯科医師ら(県歯科医師会提供)

 近年、格闘技に限らず多くのスポーツ選手に愛用されるようになったマウスガード(マウスピース)。歯や口の中の損傷を防ぐだけでなく、競技力や筋力の向上も期待できる。県歯科医師会(小山茂幸会長)は、高川学園高(防府市)野球部の部員一人一人の歯型に合わせたマウスガードを無償で製作。10日に部員たちに届ける。(長野浩一)

 マウスガードは、スポーツ時の激突などで歯が欠けたり唇を切ったりしないため、ボクシングやアメリカンフットボールなど競技によっては着用が義務づけられている。個々の歯型に合わせて製作したマウスガードを装着すると、かみ合わせが良くなり、最大の筋力を発揮できるとされる。

 昨夏の甲子園で準優勝した金足農(秋田)の吉田輝星投手(北海道日本ハムファイターズ)が、三振を奪い、笑顔を見せた時にこぼれる“白い歯”の正体がマウスガードだったことから話題に。今春の甲子園ではさらに装着する選手が増え、県歯科医師会で「県内の高校球児にもその効果を知ってもらい、普及を図ろう」という話が持ち上がった。

 4月中旬、県高校野球連盟に相談し、春季の県大会で優勝したチームのベンチ入りした選手全員に贈ろうということになった。同医師会の歯科医師が5月中旬、優勝した高川学園を訪ね、ベンチ入りした19人分の歯型を一人一人採取。日本スポーツ歯科医学会認定マウスガードテクニカルインストラクターの資格を持つ歯科医師、沖田直紀さん(福岡市)らの協力も得て、約1か月かけて19個を完成させた。

 マウスガードは市販品だと2000~3000円。歯科医院などで歯型に合わせて作ってもらうと約1万円するが、上あごへの密着度が高いため、装着すると力が込めやすくなる。また、装着していても市販品に比べてしゃべりやすく、選手同士が声を掛け合うのも容易という。

 県歯科医師会の山野渉・常務理事は「打球の飛距離アップが期待できる。けがの防止に役立つため、安心して思い切りプレーに集中できる効果もある」と語る。小山会長は「選手を医学的、精神的に支える道具。県内でも広く普及させたい」と話している。

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626534 0 ニュース 2019/06/08 05:00:00 2019/06/08 05:00:00 2019/06/08 05:00:00 マウスガードについて説明する山野常務理事 https://www.yomiuri.co.jp/media/2019/06/20190607-OYTNI50011-T.jpg?type=thumbnail

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