笠戸島描いた郵便局長 28、29日に追悼展

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父親が描いた油絵を手に追悼展への思いを語る田中宏明さん(右)と雅基さん
父親が描いた油絵を手に追悼展への思いを語る田中宏明さん(右)と雅基さん

 下松市笠戸島で長年郵便局長を務め、2001年に75歳で亡くなったアマチュア画家、田中敏明さんの追悼展が28、29日、笠戸島公民館で開かれる。島の風景などを丁寧なタッチで描き続けた田中さんの油絵約30点が展示される。企画したのは息子2人で、「父が愛した島の風景など思い出の作品を見てほしい」と呼びかけている。(浜村勇)

 田中さんは、笠戸島郵便局長を30年以上にわたって務めながら趣味で油絵に励み、暇さえあれば自宅2階で絵筆を握った。テーマは自宅がある同島のほか、全国各地を旅して描いた風景なども残した。絵に加え、笠戸島のまちや造船所の歴史などを本にして自費出版するなど、島に人一倍の思い入れを持っていたという。

 追悼展を企画したのは長男で現在の笠戸島郵便局長の宏明さん(64)と、次男の雅基さん(61)。2人とも島に住んでおり、母親の曙生あけみさん(92)から「私も高齢になり、思い出の詰まった絵が、このまま人目に触れず将来的に処分されるのは忍びない」と相談されたのがきっかけだった。今月で田中さんが亡くなって数えで20年となるタイミングに合わせ、開くことにした。

 開催を前に田中さんの作品を整理すると、100点以上の油絵が残っていた。今回はそのうち青い海や夕焼けに照らされた海岸など島の風景を含む額装された約30点を展示する。

 入場無料で、額代に相当する1000円以上の負担を申し出た来場者には1人1作品を譲り、収益は全額を下松市に寄付する。

 宏明さんは「素人の絵だが、作品からは島への深い愛情を感じる。それぞれの思い出の中にある島の風景を重ねながら作品を見ていただけたらうれしい」と話している。開場時間は両日とも午前10時~午後4時。問い合わせは同公民館(0833・52・0015)へ。

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809687 0 ニュース 2019/09/24 05:00:00 2019/09/24 05:00:00 2019/09/24 05:00:00 父親が描いた油絵を手に追悼展への思いを語る田中宏明さん(右)と雅基さん https://www.yomiuri.co.jp/media/2019/09/20190923-OYTNI50012-T.jpg?type=thumbnail

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