林芙美子展 放浪記など13点 田中絹代ぶんか館
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下関市ゆかりの作家、林芙美子(1903~51年)の著作を紹介する展示会が、市内の田中絹代ぶんか館で開かれている。
芙美子は小学1~5年の頃、現在の下関市立名池小に通ったが、生誕地は下関市と北九州市の両説がある。
展示会では、代表作の「放浪記」や「浮雲」のほか、絶筆となった「めし」、詩集の「蒼馬を見たり」など戦前戦後の著作13点を紹介。芙美子は自身の体験と重ね、苦境にある人々を題材とすることが多く、苦境から立ち上がる人々の強さを描くストーリー性と
担当者は「作品はコロナ禍の中にある人々の心に寄り添うのではないか」と話す。
4月4日まで。無料。問い合わせは同館(083・250・7666)へ。
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