寒波影響2600戸で断水 復旧見通し立たず 長門、萩
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強い寒波が流れ込んでいた影響で、長門市、萩市の山間部で10日未明から11日日中にかけて計約2600戸が断水した。民家などの水道管が凍結、破損して漏水が発生し、配水池の貯水量が低下したことが原因。復旧の見通しは立っていない。
長門市によると11日、市内の油谷、日置、三隅の各地区で計1890戸で断水し、後に一部が解除された。市は11日午前8時半~午後7時、市内8か所に給水所を設け、6リットル入りの給水袋を配った。
萩市の福栄地域では11日に727戸が断水。市は同日午前9時~午後6時に福栄総合事務所などに給水車2台を派遣し、給水袋を配った。同事務所を訪れた保育士島田恵子さん(45)は「食事は非常用のカップラーメンなどで何とかするしかない。一日も早く復旧してほしい」と話していた。
また、山口市阿東地域でも、11日午後から断水が相次いだ。市は確認を進め、阿東地域交流センターで給水袋を配った。
下関地方気象台は11日、県内は12日未明から朝にかけて平地、山地とも大雪になる恐れがあると発表した。同日午後6時まで24時間の予想降雪量は、多いところで山地が15センチ、平地が5センチ。路面凍結などへの注意を呼びかけている。