読売新聞オンライン

メニュー

ニュース

動画

写真

スポーツ

コラム・連載・解説

発言小町

漫画

教育・受験・就活

調査研究

紙面ビューアー

その他

サービス

読売新聞のメディア

購読のお申し込み

読売新聞オンラインについて

公式SNSアカウント

平家伝説の地 撮り歩く 下関・中野さん

メモ入力
-最大400文字まで

完了しました

写真集を出版した中野さん
写真集を出版した中野さん

 下関市の写真家・中野英治さん(71)が、全国の「平家伝説地」約70か所で撮影した民俗芸能や祭りの写真をまとめた写真集「『平家物語』祭りの世界」を出版した。平家とゆかり深い同市で育った中野さん。「全国に100か所以上あるといわれる平家伝説の地をこれからも訪ね、撮り続けたい」と意気込む。

 写真撮影を始めたのは、23歳の時。主に風景写真を撮っていたが、10年ほど前に、福岡県豊前市に伝わる「岩屋神楽」を見て、祭りに興味を持つようになった。境内に集った子どもやお年寄りが、世代を超えて神楽を通して交流する姿が、強く心に留まったという。

 写真集は、沙羅双樹の花と、厳島神社(広島県廿日市市)での平家琵琶の弾き語りの写真から始まる。このほか、平家落人伝説が残る兵庫県香美町に伝わる「百手の儀式」や、平家の末裔まつえいが、都をしのんで舞ったとされる「久連子古代踊り」(熊本県八代市)など、荘厳な伝統行事を収めた写真を掲載している。

 地元の下関からは、壇ノ浦の戦いで落命した安徳天皇をしのぶ「先帝祭」の写真を収録。普段は立ち入ることができない赤間神宮の拝殿内から撮影する機会が得られ、色鮮やかな太夫のりんとした表情などをとらえた。

 自身のことを「フォトメッセンジャー」と称し、撮影した写真は、現地でお世話になった人たちに郵送するのがモットーという。さらに撮影にあたっては、事前に祭りの歴史を調べ、現地を下見したり、保存会など関係者にあいさつをしたりしている。そうした交流も楽しみの一つという。

 新型コロナウイルスの感染拡大に伴い、多くの祭りが中止となる中、中野さんは「平家に関する祭りは全国にある。この写真集を通じて、互いの交流が深まることになればうれしい」と話す。

 A4判、132ページ。3000円(税別)。各地の書店で注文販売しているほか、インターネット通販「アマゾン」などで購入できる。

(網本健二郎)

無断転載・複製を禁じます
1795710 0 ニュース 2021/01/26 05:00:00 2021/01/26 05:00:00 2021/01/26 05:00:00 写真集を出版した中野さん https://www.yomiuri.co.jp/media/2021/01/20210125-OYTNI50019-T.jpg?type=thumbnail

ピックアップ

読売新聞購読申し込み

読売IDのご登録でもっと便利に

一般会員登録はこちら(無料)