雪舟ゆかり武将カード 山口・常栄寺などで配布
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山口市、防府市、島根県益田市内にある室町時代の画僧・雪舟(1420~1506年?)ゆかりの庭園など6か所で、雪舟と関わりのある武将を紹介するカードの配布が始まった。各5000枚を製作。有料での拝観・入館1回につき1枚配り、なくなり次第、終了する。5月末まで。
雪舟と縁がある寺院などを巡る観光ルート「雪舟回廊」(山口、岡山、広島、島根県の6市)が昨年、国土交通省の「ガーデンツーリズム登録制度」に登録されたのを記念し、益田市の実行委員会が企画した。
雪舟が造ったと伝わる国史跡・名勝の庭園がある常栄寺(山口市)では大内盛見、瑠璃光寺資料館(同市)では大内義弘、国宝「四季山水図(山水長巻)」を所蔵する毛利博物館・毛利氏庭園(防府市)では毛利元就のカードを配っている。
カードは、表面に武将の肖像画を印刷し、裏面で武将の略歴や配布している施設を紹介。さらに「武勇」「政治」「知略」「教養」の4項目の評価を最高六つ星で掲載している。
実行委は「新型コロナウイルスの感染に気をつけながら、各施設を訪れてほしい」と呼びかけている。益田市の配布場所は萬福寺、市立雪舟の郷記念館、医光寺の3か所で、益田家3当主のカードがもらえる。
問い合わせは益田市観光協会内の実行委事務局(0856・22・7120)へ。