特急「富士回遊」デビュー 新宿―河口湖1時間50分

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富士山の麓を走る特急「富士回遊」(16日午前、富士吉田市で)
富士山の麓を走る特急「富士回遊」(16日午前、富士吉田市で)

 新宿駅(中央線)と河口湖駅(富士急行線)を結び、都心から乗り換えなしで富士北麓地域に行ける特急「富士回遊」が16日、デビューした。毎日2往復運行し、6月30日までの土日休日は1日3往復走る。所要時間はこれまでより30分短い約1時間50分。地元は「東京と富士山がさらに近くなった」と運行開始を喜び、観光客のさらなる増加へ期待の声を上げた。

 JR東日本などによると、富士回遊には「あずさ」や「かいじ」と同じ最新鋭の車両E353系を中心に使用。大月駅で特急「かいじ」から切り離されて3両編成となり、富士急行線の富士山駅、富士急ハイランド駅、河口湖駅などに停車する。富士急行線直通の特急を平日に定期運行するのは初めて。

 午前10時22分、ほぼ満席の乗客を乗せた「富士回遊1号」が終点の河口湖駅に姿を現すと、地元の和太鼓グループの軽快な演奏に合わせて、乗客が次々と降り立った。

 米国アリゾナ州から観光で訪れたフォレスト・ルイさん(35)は「乗り換えなしで富士山まで2時間で移動出来るのは便利だ。乗り心地も良かったよ」と笑顔を見せ、川崎市の飲食店従業員荒木統宏さん(48)は「これまでは大月駅で乗り換えが必要で大変だったが、とても楽になった。外国人だけでなく日本人も富士山へ足が向きやすくなるのでは」と話すなど、乗客の反応は上々だ。

 さらなる観光の起爆剤として、地元の期待も大きい。

 河口湖駅では、地元観光業者ら約30人が出席して式典が行われ、運行開始を祝った。富士急行の堀内光一郎社長は「沿線自治体への効果も大きい。観光の起爆剤になる」とあいさつ。渡辺喜久男富士河口湖町長は「富士回遊によって都心と富士山がより近くなった。この地域の活性化、経済振興につながってほしい」と期待を寄せた。

 この日は、運行を開始した富士回遊を一目見ようとホームには多くの人が集まり、カメラを向けていた。

 写真を撮影しに来ていた同町立船津小学校2年の角田倫太郎君(8)は「地元の駅に毎日来ると思うとわくわくする。乗るのがとても楽しみ」と目を輝かせていた。

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492744 0 ニュース 2019/03/17 05:00:00 2019/03/17 05:00:00 2019/03/17 05:00:00 富士山を背景に走る「富士回遊」(16日午前、富士吉田市で) https://www.yomiuri.co.jp/media/2019/03/20190316-OYTNI50011-T.jpg?type=thumbnail

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