また着服ずさんな体制 都留信組発表 3職員、計1800万円 財務局への届け出怠る

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相次ぐ不祥事を陳謝する細田理事長(中央)(7日、甲府市で)
相次ぐ不祥事を陳謝する細田理事長(中央)(7日、甲府市で)

 元支店長が約2億円を着服していた都留信用組合(富士吉田市)で、職員3人が顧客の預金など計約1860万円を着服していたことが新たに判明した。信組のずさんなチェック体制や組織の隠蔽いんぺい体質が明るみに出た。

 信組の7日の発表によると、桂、禾生、竜ヶ丘支店の20~40歳代の男性職員3人は昨年6月~今年3月、定期預金を開設するために顧客から預かった現金を着服したり、ATM(現金自動預け払い機)から抜き取ったりして計1863万円を着服したとされる。いずれも遊興費や副業の投資金に充てたという。

 顧客から現金を預かった場合、通常は担当職員が「預かり証」を発行するが、着服した職員は発行せず支店にも報告しないなどしたため、支店長らは着服を見抜けなかった。

 信組は昨年8月や今年3月にそれぞれの着服事案を把握していたが、着服した職員や家族が弁済したため「顧客に迷惑がかからなかった」として、法律に基づく関東財務局への届け出を怠った。役員を含めたコンプライアンス(法令順守)を担当する部署で届け出しない決定をしたという。

 細田幸次理事長は「弁済しているので解決済みと考えた。もう終わったことという『あうんの呼吸』があった」と語った。

支店職員の着服情報 専務理事取材で否定

 読売新聞は5日夕、桂支店の職員による着服があるとの情報を得て、信組に電話取材した。天野一則専務理事は「特にそのようなことはない」と明確に否定していた。再度問いただしても「ない」と繰り返した。

 7日昼になって天野専務理事から「事実と異なることを申し上げた」と連絡があり、記者会見が設定された。記者会見で天野専務理事は「記者に虚偽の報告をした。取材を受け、当局への届け出と記者会見を開くことを決めた」と釈明した。

 信組は今後、外部の弁護士などによる第三者委員会を設置して原因究明や再発防止に努めるという。

 細田理事長は「隠蔽いんぺいと言われれば隠蔽」と認め、「責任を取って辞職したい気持ちはある。第三者委で責任の所在などを明らかにするので結論を待ちたい」と語った。

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626777 0 ニュース 2019/06/08 05:00:00 2019/06/08 05:00:00 2019/06/08 05:00:00 相次ぐ不祥事を陳謝する細田理事長(中央)(7日午後4時32分、甲府市で) https://www.yomiuri.co.jp/media/2019/06/20190607-OYTNI50043-T.jpg?type=thumbnail

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