待ちわびた山頂歓喜 8.5合目封鎖解除

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富士山頂上でご来光に向かって万歳する登山者(10日午前4時52分)
富士山頂上でご来光に向かって万歳する登山者(10日午前4時52分)
仮復旧された頂上付近の登山道を歩く登山者(10日午前5時20分)
仮復旧された頂上付近の登山道を歩く登山者(10日午前5時20分)

登山客「言葉出ないほど」

 登山道が頂上まで開通した富士山で10日、今季初めて山頂からご来光を拝んだ登山者から歓声が上がった。(清水誠勝)

 午前4時半。一面を覆う雲の隙間から真っ赤な太陽が姿を見せた。日光が照らす雲海の先に、どこまでも続く水平線が見渡せた。

 山頂で待ち構えていた登山者は約100人。朝日の写真を撮り、万歳して喜んだ。多くは外国人で、インターネットの観光サイトなどで富士登山が評判を呼んでいる効果とみられる。

 フランスの大学生ビンセント・アルガフィさん(22)は、「富士山はフランスでも有名。山頂まで来られてうれしい」と笑顔で話した。

 友人と訪れた大阪府堺市の大学院生久井大輝さん(25)は「言葉が出ないほど美しい。今日は誕生日なので最高のプレゼントになりました」と喜んだ。

 県は、吉田口、須走口両登山道の山頂手前にある溶岩の石積みが約13メートルにわたって崩落したため、6月24日に仮復旧工事に着手。石を撤去し、のり面をネットで覆うなどして9日午後3時、工事に伴う8・5合目から上の閉鎖を解除した。

 現場のネットの内側には、崩れた石積みの残骸とみられる溶岩がいくつもあり、崩落の様子が見て取れた。県は夏山シーズン後に、石積みを積み直すなどの本復旧工事に着手する。

 山梨側で山開き初日の1日に山頂まで登れなかったのは22年ぶりという今季。登頂できない期間の影響は大きく、富士吉田市富士山課によると、9日間に6合目を通過した人数は8294人で、昨年同期の1万2001人から約3割減少した。8合目の山小屋「太子館」でも例年より宿泊者数が少なかったという。

 10日午後5時からは、富士山の麓と5合目を結ぶ県有料道路「富士スバルライン」のマイカー規制が始まった。規制は富士山閉山日の9月10日まで。

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684143 0 ニュース 2019/07/11 05:00:00 2019/07/11 05:00:00 2019/07/11 05:00:00 ご来光に向かって万歳する登山者(10日午前4時52分、富士山で) https://www.yomiuri.co.jp/media/2019/07/20190710-OYTNI50042-T.jpg?type=thumbnail

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