清里のSL塗装しよう 修復に合わせ企画

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「C56」149号機を前に「かつての姿を取り戻したい」と話す三井さん(北杜市のJR清里駅前で)
「C56」149号機を前に「かつての姿を取り戻したい」と話す三井さん(北杜市のJR清里駅前で)
塗装がはげた車体の側面
塗装がはげた車体の側面

駅前展示10年

 北杜市のJR小海線・清里駅で「駅前のシンボル」として親しまれている蒸気機関車(SL)「C56」の149号機。展示から約10年がたち、塗装がはげてさびついているため、市と地元有志が修復などを行うことになった。「修復をきっかけに清里や小海線を盛り上げたい」と思いを一つにしている。(渡辺洋介)

 小型SLの149号機は1972年までの約30年間、小海線で運行され、八ヶ岳山麓の高原を走る姿から「高原のポニー」として親しまれた。引退後は市がJR東日本から譲り受け、市内の宿泊施設「たかね荘」に置かれていたが、野ざらしでボロボロの状態だった。清里駅前の再整備に合わせて2009年に修復して移転し、往時の姿によみがえった。

 それから10年。再び車体の傷みが目立つようになった。かつてペンションブームで絶頂を迎えた清里はバブル崩壊後、徐々に衰退。駅前はシャッターを下ろした商店が目につく。「駅前の顔がさびついていてはいけない」。05年に千葉県から移住して市内でペンションを経営する有志の一人、三井恒夫さん(64)は思った。中高生時代はC56の撮影に清里をたびたび訪れていた。

 三井さんらは昨年から、あれこれ方策を話し合った。時を同じくして、市が修復を検討していると耳にした。市は今年度当初予算に塗装費用約360万円を計上。10月から作業に取りかかることが決まった。市の担当者は「市としても重要な資産。しっかり守り、後世に伝えたい」と話す。

 市の修復作業に合わせ、有志らはイベントを企画する実行委員会を発足させた。11月9、10日の開催を目指し、運営資金を募るクラウドファンディング(CF)を実施している。9日は特別貸し切り列車で清里―中込駅(長野県佐久市)間を往復運行し、中込駅近くに保存されているC56の見学ツアーを予定。10日は一般参加による表面塗装を行う。三井さんは「イベントを通してC56や小海線に注目が集まり、清里を盛り上げたい」と意気込んでいる。

 CFは200万円を目標に設定。CFへの支援の返礼品として貸し切り列車の乗車券や塗装作業の参加券などを用意している。レディーフォー(https://readyfor.jp/projects/kiyosatoc56149)で今月末まで。

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781361 0 ニュース 2019/09/06 05:00:00 2019/09/06 05:00:00 2019/09/06 05:00:00 「C56」の149号機を前に「かつての姿を取り戻したい」と話す三井さん(北杜市高根町清里のJR清里駅前で) https://www.yomiuri.co.jp/media/2019/09/20190905-OYTNI50061-T.jpg?type=thumbnail

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