秋の高校野球 連合最多3チーム

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異なるユニホーム姿でグラウンドに礼をする上野原・白根の選手たち(6日、白根高で)
異なるユニホーム姿でグラウンドに礼をする上野原・白根の選手たち(6日、白根高で)

きょう開幕 「上野原・白根」距離70キロ

 来春の選抜甲子園につながる第72回秋季関東地区高校野球県大会が7日、開幕する。過去最多の7校が三つの連合チーム「上野原・白根」「甲陵・北杜」「市川・峡南・増穂」を組んで出場する。(村岡拓弥)

 6日午後、白根高のグラウンドでは白と紺の異なるユニホーム姿の13人が、「元気出して」「行くぞ」と声をかけながら、ノックなど守備を中心に最後の調整を行っていた。

 夏の県大会が終わり、部員数は白根5人、上野原8人となり、単独では出場できなくなった。上野原の小高和哉監督(45)が吉田のコーチ時代、白根の斎藤良太監督(34)を指導していた縁で、連合チームが実現した。

 南アルプス市の白根高と上野原市の上野原高の距離は約70キロ。中央道を利用しても往復2時間半かかる。一緒に練習できるのは週末だけだ。それぞれ監督がマイクロバスを運転して両校を行き来する。交通費は保護者らが負担する。

 両校とも連合チームで戦うのは初めて。7日に笛吹との初戦を迎える。両校の選手は「守備の連係は練習量で決まるので正直厳しい」と打ち明ける。

 それでも白根の丹沢一瑳選手(17)(2年)は「単独で出場できないのは残念だけど、大好きな野球が出来ることに変わりはない。勝つ姿を見てもらうことが来春の部員獲得につながる」と意気込む。

 上野原の佐藤楓悟主将(16)(同)は「お互い名前も分からないところから始めて頑張ってきた。対戦相手より技術は劣るが、得意の打撃で勢いづけ、部員を増やすためにも勝利をつかみたい」と抱負を語った。

清水監督(右)の指導を受ける甲陵と北杜の選手たち(1日、北杜高で)
清水監督(右)の指導を受ける甲陵と北杜の選手たち(1日、北杜高で)

 部員7人の北杜は部員6人の甲陵と初めて組むことになった。授業のカリキュラムの違いなどから練習できるのは、毎週日曜に限られる。校風の異なる両校の部員をまとめる北杜の清水亮太監督(38)は、「両校とも北杜市の高校。地元を代表する気持ちで、連合チームでも勝てるところを見せたい」と話した。

少子化、野球離れ影響

 高校野球の連合チームが増えている背景に、少子化などで部員数が減り続けている状況がある。取り巻く環境は厳しさを増している。

 県高野連によると、5月末時点の野球部員数は1378人で5年前から314人減った。1990年代は40チームを超えるチームが出場していたが、今秋の県大会は32チームにとどまる。

 旧塩山商業時代の1976年に甲子園への出場経験がある塩山は部員数が足りず、部員以外の生徒の助っ人を頼んで出場する。県高野連の庄司和彦理事長は「サッカーなど他のスポーツの人気や少子化が影響している。連合チームは今後さらに増える」と分析する。

 状況を打開するため、県高野連は数年前から、県大会の始球式に地元の子どもを積極的に招待している。昨年からは高校の監督と部員らによる小中学生向けの野球教室を開催し、競技人口の裾野拡大を図っている。

 こうした取り組みも奏功してか、5月末時点の野球部員数は昨年の1376人から2人増え、横ばいを維持した。庄司理事長は「高校野球は見ている人を感動させる力を持っている。様々な取り組みを通して、野球離れを少しでも食い止めたい」と話している。

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783071 0 ニュース 2019/09/07 05:00:00 2019/09/07 05:00:00 2019/09/07 05:00:00 異なるユニホームを着てグラウンドに礼をする白根・上野原の選手たち(白根高校で)=村岡拓弥撮影 https://www.yomiuri.co.jp/media/2019/09/20190906-OYTNI50037-T.jpg?type=thumbnail

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